弱さを見せられない原因5選|特に男性に多い理由も解説

「弱さを見せるのが苦手…」
「他人の課題はすぐ見つけられるのに自分は…」
弱さ、ウィークポイントは
誰でもあると思いますが
隠そうとするのか
上手く出してしまうのか?
どちらかによって、
人間関係に大きく影響すると感じます。
弱さを見せられない原因を5つ解説していきます。

仕事・職場だけでなく
恋愛・パートナーシップや
親子関係など、あらゆる関係性に関連しますので要チェックです!
弱さを見せられないとは?


そもそも弱さを見せられないとは、
どんな状態のことなのでしょうか?
- 弱さを見せたら負けると気を張っている
- 本来の自分を隠すかのように鎧を着ているような心理状態
- 人前で絶対泣いてはいけないと思っている
- 苦手や不安を話すことはない
- やたらと他者に対して批判的・攻撃的
- 誰かと比較することで安心しようとする
けっこう苦しい感じもしてきますよね…!
すごく強がっている感じがしますし、
自然体なリラックスした雰囲気はなさそうです。
めちゃくちゃ戦闘モードです。



でも、全然珍しいとも思えなくて…!
多くの職場では、こんな感じなのではないかとも思います。
(私自身もそうでした)
本の紹介:なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか
・「自分をよく見せよう」「評価を下げたくない」と思うあまり、失敗や弱点を隠してしまう。
・組織の問題を感じても、上下関係や肩書が気になって指摘できず、本質的な問題解決ができない
30年以上にわたって「大人の発達と成長」を研究してきた著者は、このように弱さを隠してしまう「もう一つの仕事」が現代の組織に蔓延しており、それに膨大なエネルギーが費やされていると述べています。
弱さを見せられない原因①自信がない


弱さを見せられない原因のひとつに
自信がないことがあげられます。
少し言い換えると以下のような感じです。
- コンプレックスが強い
- 自分の立場が揺らぐことへの不安・恐れ
- 評価が下がるのではないか…
- 嫌われるのではないか…
このような感情が人一倍強く
自分の不完全さや失敗から目を逸らしている状態です。
弱さを見せると言うことは
そういった自分が表出することなので
嫌でも向き合うことになります。
『自分は正しい』という気持ちが強ければ強いほど
自分の弱さと向き合うことは
アイデンティティの崩壊にさえ繋がることなので
怖いと感じるのは当然のこと…!
自信がないから向き合えない、
ちゃんと向き合わないから自信がなくなっていく…
負のループなのかもしれません。



大きなことを言って
表向きは自己評価が高いというケースも多い気がします。
でもそれって自信の無さの表れなのかもしれません。


弱さを見せられない原因②承認欲求が強い


弱さを見せられない原因のひとつとして
承認欲求が強いというものもあります。
少し言い換えると以下のような感じです。
- 自分の価値観や生き方を認められたい
- 少しでもマイナスになる面を出せない
- 優越感を常に確保していたい
- 劣等感を感じたくない
- 支配欲が強い
- 負けず嫌い
どうでしょうか?
コントロールしたい気持ちも強いので、
他者に寄り添うというより
上から目線で”使う”ポジションを取ろうとするのも特徴です。
承認欲求は
頑張るエネルギーにもなり得るので
すごく悪いものであるというわけでもないと思います。
しかし、
無駄にマウントを取ったり
他者を下げてまで
自己の存在意義を確立しようと必死になると
人が離れていってしまい良い結果を得られないですよね。



自分の軸ではなく、
他者との比較や
社会的に分かりやすい尺度・評価でしか
自分自身の存在意義を感じられない状態なのかもしれません。


本の紹介:ひとはなぜ「認められたい」のか
ひとはなぜ「認められないかもしれない」という不安を募らせるのか。承認欲求を認め、そこから自由に生きる心のあり方と、社会における相互ケアの可能性を考える。
弱さを見せられない原因③悪だと思っている


弱さを見せられない原因のひとつとして
弱さを見せることが悪だと思っている
ケースもかなり多いなと感じます。
これについては
社会的背景も大きいですよね…!
特に男性は『強い=男性らしい』姿を
求められがちかもしれません。
(時代を遡れば遡るほど、その傾向は強いはず)
また、幼少期から
『泣くな、弱音を吐くな』と
教育されていれば男女問わず
無意識的に弱さを隠すようになります。
そして、本能的に
弱い男性は男性からバカにされがち、
女性からモテない傾向があるのも事実です。
このように様々な背景から
「弱さを見せることは悪」と刷り込まれ
気付いたら弱さを見せることができなくなっている…
鎧を着て、強がって、オラついて…
弱い自分と向き合う
機会さえ失っているケースも少なくないでしょう。



確かに、ところかまわず
弱さを露呈することが正しい
とは思いません。
自分の置かれた立場や、
弱さを出しても良いタイミングというのは
しっかり考慮する必要がありますもんね。


弱さを見せられない原因④強い自己防衛


弱さを見せられない原因に
強い自己防衛が働いているケースもあります。
①の自信がない、にも近いのですが、
無自覚な場合が多いように感じます。
- 不安感が強く、他者を否定することで自分を強く見せようとする
- 数字で表せない曖昧性の強いものをバカにする(怖がる)
- 柔軟性が低く、自分の価値観に固執する
一言で言うと、
プライドが高い
のかもしれません。
過去に数字で分かりやすく達成した経験、
人より自分は優れているという評価を受けた、
など自慢できるような実績がある人に多いように感じます。
(個人的な感覚です…!)
これの厄介なところは、
“過去に“という点です。
過去にできていた自分のイメージが強く
いまとギャップがあれはあるほど
自己防衛が強化されるような気がします。
さらに個人的な感覚なのですが…
過去にトップ営業マンになったことがある、
営業出身のひとり(or従業員数名の)社長さん、
に当てはまることがとても多い。
「誰でもできる」という前提で、
少しでもできないと批判するので
人が付いてこなくて困惑するまでがセットです…。
とても柔軟性が低い状態で、
自分の価値観を押し付けてしまうんですよね。
これも「自分の方が上」だと思いたい、
自分より優秀な人を素直に受け入れられない、
自分の弱さを認められなくて拒絶しているから
否定的な態度を取ってしまうわけです。
本当の自分と向き合えないために、
自分と他者の境界線が曖昧になっているとも言えます。
(相手は自分の鏡にもなりますからね)
強い自己防衛が働くと
メタ認知、客観視するプロセスが
シャットダウンされてしまうので
自分で大ブーメランな発言をしても気づけない…
という難しい状況になっていきます。



私はサンドバックになりやすいので(笑)
自己防衛丸出しな本音を聞かされることが多々あります。
きっと男性同士だと言えないであろう、武勇伝のような自慢話だったり、好き放題に他者をバカにするような発言など…
強がれば強がるほど、弱さを感じるというパラドックスです。




本の紹介:まんがでわかる とことん優しい人はうまくいく――いい人で損しない3つの原則
自分流の優しさで部下やパートナーと、良い関係を築こうとするものの……。
「相手が思い通りに動いてくれない」
「大変な思いをしたのに成果が出ない」
思い悩む愛の考え方、生き方を少しずつ変えたのが、バー「ピエタ」での出会いだった--。
弱さを見せられない原因⑤恋愛経験が少ない


弱さを見せられない原因として
恋愛経験が少ない
ということも考えられます。
「おや?それ関係ある?」
と思った方もいらっしゃるでしょうか。
恋愛って弱さの見せあいなところがあると思うんです。
すごくプライベートな関係性ですし
お互いを深く知り合うのが恋愛なのかなと。
つまり、
「何人の女を抱いた」とかの経験ではなく
深い関係性を築いた経験があるかどうか
ということです。
仮に結婚していたとしても、
関係性が薄いことだってあると思います。
恋愛をすると、
自分の欲望だったり
自分のワガママで嫌な面だったり…
関係性が深くなれなるほど
そういった新しい自分が出てきて
嫌でも自分と向き合うことになる。
女性より男性の方が
弱さを見せられない原因とも考えられるのは
男性は恋バナをあまりしないこと…!
女性同士は、
素直な自分の気持ちを相談したりするのが
割と普通だと思います。
それって、不安感とか
自分なんかダメなんじゃないか…
とか弱い部分が多い。
しかし、男性は
友達にそういう相談をすることが少ない。
(男友達からこの事実を聞いたときは驚きましたが…!)
結果として、弱さを見せる機会が少ない。
唯一、
彼女という立場の人には
弱さや素の姿を見せられるケースが多く
深い恋愛経験が多い男性ほど
柔軟性や受容性が高まっているように感じるんですよね。
なので、
恋愛することって
自分と深く向き合うことにも繋がり
人間性が磨かれていく気がします。
そもそも人は弱さを持っているものだし、
弱さゆえに人間としてダメ
などということはないです。
恋愛経験が
それを実感させてくれる場合も多いので
体験的・感覚的に知っている人は、
必要に応じて弱さを見せることができるのではないかと推察します。



だから、恋愛リアリティーショーを観るのが好きなんですよね…!
すごく人の本音・本性が見える気がするんです。
もちろん弱さも見せていかないと恋愛関係の発展は難しいですし。
すごく勉強になるなと思います!






まとめ:弱さを見せることで一回り大きな自分に!


弱さを見せること、
すなわち
しっかり自分と向き合い
自分の弱さを認めること。
他者に自分の弱さを見せるということは、
ある程度自分で自分の弱さを理解している状態なんですね。
自分の弱さを認識することは
大きなエネルギーを必要としますし
怖く辛いことでもあります。
だからこそ、
自分の弱さと向き合い
他者に見せることができるようになれば
きっと今よりも一回り大きな自分になっているはず!
弱さを見せるというのは
簡単なことではないかもしれませんが
もっと自分らしい在り方に近づいていきます!



弱さを見せられる自分になると
あらゆる人間関係が変わりますよね…!
キャリア、恋愛、パートナーシップ…
人の悩みの9割は人間関係とも言われるので
じっくり向き合ってみるだけの価値があるのではないでしょうか!










