【映画】真相をお話ししますを見た感想・レビュー(ネタバレあり)社会問題を考える
「ミセスの大森君が出てる映画ってどんな?」
「真相をお話ししますって面白いの?」
気になっていた映画を観たので
感想を書いていきたいと思います。
勝手にミステリーなのかなと思っていたのですが…
社会問題について問いかけてくるものでした。

10歳の息子と鑑賞!
やっぱりミセス大森元基がどんな味を出しているのかも気になりますよね~すごいプロモーション頑張ってたイメージもあったので。
これは観るしかない…!!
真相をお話しします|あらすじ
<あらすじ>
あるビルの警備室で、パソコンの画面をのぞき込む2人の男たち。彼らは、あるチャンネルの生配信を今か今かと待っていた。生配信暴露チャンネル「#真相をお話しします」そこで明かされるのは、あらゆるゴシップの真相。有名人の裏の顔、世間を騒がせたあの事件の報道されていない真実…。スピーカー(話し手)に選ばれし者はとっておきの真相の暴露と引き換えに観衆からの投げ銭を獲得する、一世一代の大勝負が繰り広げられる今一番ホットな場所。驚愕の暴露の数々に沸く観衆と、飛び交う高額の投げ銭。チャンネルが史上最大の盛り上がりを見せるなか、ついに警備室の男たちにスポットライトが当たり…今宵明かされるその真相、あなたも覗きたいと思いませんか?
Amazonプライムビデオより引用
原作著者は、
結城真一郎(ユウキ シンイチロウ)さん。
ミステリ界の超新星が仕掛ける、五つの罠。
日常に潜む違和感を、あなたは見抜けるか。
島育ちの仲良し小学生四人組。あの日「ゆーちゅーばー」になることを夢見た僕らの末路は……(「#拡散希望」)。マッチングアプリでパパ活。リモート飲み会と三角関係。中学受験と家庭教師。精子提供と殺人鬼。日常に潜む「何かがおかしい」。その違和感にあなたは気づくことができるか。新時代のミステリの旗手による、どんでん返しの五連撃。日本推理作家協会賞受賞作を含む、傑作短編集。
【映画】真相をお話しします公式ページより引用



かなりテンポよく展開していくので
観ていて飽きない内容ですね!
本の紹介:#真相をお話しします 1巻
累計20万部突破!!
話題の新感覚ミステリ、堂々コミカライズ!!
居酒屋で触れ合う男女、閑静な住宅街の裕福な親子、
久々の同窓会で見たあいつ、やっと授かった愛し子、自然あふれる島でのスローライフ。
目で見て分かる事実、だけど、ほんとにそれだけ?
真相をお話しします|豪華キャスト
Mrs. GREEN APPLEの大森元基さんと、
8人組アイドル「timelesz」の菊池風磨さんのW主演!
菊池風磨さんの友達役では、
栁俊太郎さんと伊藤健太郎さん。
パパ活絡みでは、
福本莉子さん、田中美久さん、
原嘉孝さん(こちらもtimeleszのメンバー!)。
そして、伊藤英明さん…!
余談ですが、、
伊藤英明さんって海猿の印象が強くって
めちゃくちゃ好青年&硬派なイメージが強かったので
今回の役は笑いました…(笑)
なんじゃそりゃーっ!
って観ながら突っ込んでしまった(笑)
はい、そして
大森元基さんの幼馴染役で
中条あやみさん、岡山天音さん。
家庭教師役は、綱啓永さん。
カテキョの事件に出てくる殺人犯は、桜井ユキさん。



どの『真相』のキャストも
とっても豪華!
安定感抜群な映画ですね。
真相をお話しします|主題歌『天国』
もしも僕だけの世界ならば
そう 誰かを恨むことなんてない
知らないで済んだのに
どうしても どうしても
貴方のことが許せない
上記は、
Mrs. GREEN APPLE『天国』歌詞の一部です。
この映画のために書きおろしたんだな~って…
大森元基演じる「チョモ」の視点で。
っこの楽曲がエンディングテーマとして流れることで
より一層考えさせられますね。



映画を観る前に
この曲を聴いたときには「?」でしたが
映画を観た後は納得です…!


見どころ①ゴシップが切り売りされる世の中
映画のなかで大人気の
「暴露系エンターテインメント」が
真相をお話しします、なんですよね。
現代のSNS社会においては
けっこうリアルだな…
と思いました。
リアタイ、同接が100万人突破!とか。
そのなかで、
視聴者のひとりがスピーカーになって
『真相』を暴露していく。
人の噂、事件の真相を知りたい欲…
それによって動く大金…
許可なく、面白おかしく話のネタにされる
という状況は倫理的にはどうなのだろう…
と思わずにはいられません。
イチ視聴者の立場で見ていると
単純に面白いな~という感じでしょうが
暴露される側に回ったとき
人は暴露されることを”完全拒否“するんですよね…



日常的に、有名人の噂って
ネットで色々と出てきますが…
それを消費する側の責任を考えると
他人事ではなく、誰しもが当事者なんですよね。
見どころ②子どもの人生ごとコンテンツ化する親たち
劇中の核となっている
“ふるはうすでいず“というチャンネル。
キラキラネームを付けられた子ども達、
島に移住し、スマホ・ネットは禁止の生活…
当人たちは知らないところで
生活どころか、人生そのものをコンテンツ化され
見せ物にされる…
考えただけで恐ろしいです。
これは極端な設定かもしれませんが、
実際に子どもをコンテンツ化している親というのは
そんなに珍しくはないのかも…とも思います。
子どもの意思は無視で、
子どもの写真をSNSに投稿。
子どもが大きくなり「あの写真は消して欲しい」と言ったところで、
時すでに遅し…(裁判沙汰に)。
こういうことは現実に起きていますよね。
YouTubeで顔を出すというのが
どういうことなのかよく理解できない年齢の子どもを
動画に出しているチャンネルと言うのも無数に存在しますし。
もっと大きな視点で言えば、
子どもの進路や将来を操ろうとする親も
同じなのかもしれません。
ただ、、
親は保護者であり
子どもの様々な責任を負っているので
どこまで踏み込んで、管理し、
決定していくのかというのは難しいですね…
これは絶対的な正解はなくて、
親子の関係性や、置かれている状況、
それぞれの性格や価値観の影響も大きい…
なので、
しっかり納得感のある選択をできるか?
にかかっているのかなと思ったりします。



親として子どもの写真には気を付けていますが
自分の価値観を押し付けすぎないようにとか
子どもの意思を尊重したいなとか
意識していても難しいのも事実です…
見どころ③晒された側はいつまでもそれを背負って生きていく
とにかく、今のネット社会では
デジタルタトゥーとして残ってしまうので
晒された側にはもうどうしようもなかったりしますよね。
背負って生きていくしかない…
だからそれに耐えかねて
自ら命を絶ってしまうなんて悲しい事件も起こる…
どんな状況であれ、晒されるリスクがある時代だなとも思います。
最近は”従業員を守るため”ということで
勤務中に本名を出さないことも増えていますしね。
誰も自分は晒されたくない、
でも人のゴシップは見たい…
週刊誌が売れるわけですね~…。
それにしても、親に勝手に晒された子どもはどうやって生きていくのか…
一番の味方でいて欲しい存在のはずの親に。
終盤のチョモの叫びは重いなと感じました。



簡単に晒す行為はNGですし、
個人情報の取り扱いには引き続き注意していきたいですね。


胸糞ポイントは「すべて女が巻き起こしている」感


すごくテンポよく話が展開して
面白いなとは思いつつも、
なんだかスッキリしない感覚がありました。
その正体は、
4つすべてのエピソードで
女が巻き起こしている感というか
悪いのは女だみたいな流れがあったこと。
①子どもを授かれない女と、子どもを失った女がトラブルを起こして殺人にまでいたる
という狂った女同士の事件。
②パパ活する女は懲らしめられるべき、殺されて当然
というパパ活女子を裁く事件。
③友達同士の男を手玉に取った二股女は、それがバレて殺される
という浮気女の辛い末路の事件。
④女は自分の私利私欲を満たすために仲間の女も邪魔になれば殺すんだから、殺されても仕方ない
というワガママ自分勝手女を懲らしめるエンタメ。
…どうでしょうか。
確実にそこには男もいるはずなのに。
なんでこんなにも女の責任、女が事件を起こしてる、
みたいな話になったんだろう…
この違和感は、
確実に胸糞悪いポイントです。
最後の「命の選択」も、
なぜ中条あやみ演じるルージュだけに責任が推しつけられるようなかたちになっているのか…
※最近私はGooglePixelに乗り変えたので、中条あやみの味方です(笑)
普通に考えたら、親を怨むべきだし
ルージュがりんこを殺したって証拠もないのに
なんでこの展開!?と疑問です。
女性が縛られて苦しんでいるっていう図、
みんな好きよね~とか
女同士の戦いは醜いって言いたい、
男を騙して私欲を満たす女を叩きたい、
みたいな欲を感じる内容だったなと。
どんな事も、表面的に見えているものだけでは測れない
“真相”がある、それを見抜けるか…?
う~~ん、
これは皆が好きなコンテンツだからと
意図的に女性を悪役にしたのか
無意識的にこういう流れになったのか
“真相”は分かりませんが…
違和感はめっちゃありましたね。



なんだか「動物たちの理想郷」みたいなタイトルの
ディズニー映画を思い出します…!
(ちなみに、2はまだ観ていません~)
事件の”真相”が判明したとき、
黒幕は女(圧倒的弱者)だったってやつ。
さすがに「え~っ!?」ってなる展開です…



ミセスの大森さんって
もの凄く言葉を選ぶ人だなと思っていて。
何より歌詞にすごく気遣いを感じます。
もちろんインタビューとかでも。
すごく核心を突くような、
鋭いことを伝えてくるのに
誰も傷つけない、敵視しない表現をするのが本当に上手ですよね。
そんな大森さんは、
この映画の展開をどう感じたのかは気になります…!


本の紹介:ネオリベラル・フェミニズムの誕生
20代ではキャリアを、30代では育児を。すべてが女性の肩にのしかかる「自己責任化」を促す、ネオリベラルなフェミニズムの出現とは? 果たしてそれはフェミニズムと呼べるのか? Facebookの元COOシェリル・サンドバーグやイヴァンカ・トランプらのエッセイ、マミー・ブログやドラマ等を分析し、若い女性たちに示される「幸せな」人生の選択肢とその隘路を問う。アメリカ・フェミニズムのいまを映し出す待望の邦訳。
真相をお話ししますが観れるのは?
映画「真相をお話しします」
が観れる配信プラットフォームは
いくつかありますが
Amazonプライムビデオなら追加料金がかかりません♪
※その他プラットフォーム(TELASAなど)は、
2026年1月現在では400円~となっています。
プライム会員なら
様々な映画見放題!だし
Amazonの配送料も無料でかなりお得ですよね…!



DVDやBlu-rayも発売されていますよ~
「真相の部屋」DISCもセットなのは、ファンには嬉しいですね!






まとめ:真相をお話ししますは社会問題を扱う映画だった


もっと謎解きとかのミステリーで
わくわくドキドキさせられるような映画を勝手に想像していたので…
正直、意外な展開&結末でした。
そして思っていた以上に
現代の社会問題に切り込んでいるなと。
昔はなかった
「リアルタイムで視聴者同士が繋がって、話したり投げ銭する」
という実際に可能な場が題材になっていますよね。
子ども達世代は、さらにネットで
色々な体験&コミュニケーションをしたり、
広がりを持っていくのだろうと思うので
親としてちゃんと情報をキャッチできるようにしていたいなと思います。



自分が子どもの頃はなかったですが
いまはオンラインゲームも当たり前ですし…!
新しいものを理解しようという姿勢で生きていきたいです!










