【心理学】サボタージュとは?ホメオスタシスとの深い関係|内なる声を聴く
「(セルフ)サボタージュって何?」
「ホメオスタシス(恒常性)って何なの?」
そんな風に疑問を感じ訪れてくれたあなたは、
きっと達成したい目標がある人ですね。
- 継続して積み上げていきたい
- モチベーションを維持したい
- 行動を習慣化して成果をあげたい
など
前向きにもがいているところかもしれません。
サボタージュ、
ホメオスタシスについて理解を深めることで
目標に近づいていけますので
ぜひ最後までお付き合いください!
セルフコーチングにも役立つ
超有料級の内容になっています!
目次
サボタージュとは?
コーチング用語としてよく使われる
「サボタージュ」。
セルフサボタージュとも呼ばれており、
自己破壊行動に繋がる内なる声であり
自己制限的な思考のことと言えます。
“自分の最大の敵は自分“
という言葉があるように
自分自身を妨害してしまう現象です。
例えば、
目標を達成するため、
もっともっと活動を加速させるためには
資金が必要だからクラファンに挑戦してみよう!
えークラファン?
あれってフォロワー多い人とか人気者がやるから
お金が集まるんでしょ?
あなたがやっても、到底成功するとは思えないよ
恥をかくだけでしょw
時間の無駄なんじゃないw
というような感じ。
こういう脳内会議って経験ありますよね?
後者のような、
目的に向かって頑張ろうとしているのに
モチベーションを下げる
水を差す言葉を投げてくるのがサボタージュ。
本当に成し遂げたいこと、
人生の目的を邪魔するんですよね。
このサボタージュという
妨害してくる内なる声には傾向があって
大きく分けると4種類だ、
と提示しているのが
「ザ・メンタルモデル」です。
その4種類というのは
- 「価値なしモデル」
- 「愛なしモデル」
- 「欠陥欠損モデル」
- 「ひとりぼっちモデル」
です。
※ザ・メンタルモデルについて
それぞれのモデル詳細は、こちらの記事を参考にしてみてください!
『実力を100%発揮する方法』とも繋がるサボタージュ
「実力を100%発揮する方法」
という書籍にも『妨害者』という名で
サボタージュが登場しています。
サボタージュとうまく付き合うことが
実力を発揮することには必須なんですよね。
逆に言うと、
サボタージュに気づかなかったり
放置してしまうと
達成できるものも出来なかったり
叶うものも叶わなくなってしまったり…
それだけ
サボタージュをどう扱うか?
は人生にとって重要なんですね。
※ 【実力を100%発揮する方法】ポジティブインテリジェンス診断を試そう
(こちらの記事も良かったら!)
ホメオスタシス(恒常性)とは?
<恒常性(ホメオスタシス)とは>
恒常性は生物のもつ重要な性質のひとつで
生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず
生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。
恒常性が保たれるためにはこれらが変化したとき、
それを元に戻そうとする作用、
すなわち生じた変化を打ち消す向きの変化を生む働きが存在しなければならない。
これは、負のフィードバック作用と呼ばれる。
この作用を主に司っているのが間脳視床下部であり、その指令の伝達網の役割を自律神経系や内分泌系(ホルモン分泌)が担っている。
人が本能的に変化を嫌うというのは
生命維持のためであり
とても大事な機能というわけですね。
恒常性は、
身体だけでなく心にも作用します。
ステップアップのために
転職しようかな!
気になる会社もあるし
まずは応募してみるか!
いや~いまの職場にも
良いところあるよ?
次がうまくいくとは限らないでしょ?
いまの職場に留まった方が
無難なんじゃない?
という具合に脳内会議が繰り広げられるのは
ごく自然なことで
誰にでも起こることということです。
現状維持バイアスとも言えます。
新しいことよりも現状を維持しようとする。
変化(挑戦)することのリスクを
排除するための思考が働くんですね。
サボタージュや
ホメオスタシスがあるからこそ
これまで人間が生命維持できた
とも言えますね。
物理的で分かりやすいのは
歯の矯正。
歯並びを良くするための矯正では
何年もかかるケースがほとんどです。
それは歯の位置を徐々にズラして、
そこに留まるよう固定するのに時間がかかるから。
矯正を完了しても、
歯は元の位置に戻ろうとする力がある
と言われている。
それくらい私たちには
生じた変化を打ち消そうとする力
つまり恒常性が備わっているんですよね。
これは「心」も同じなんですよね。
サボタージュの例・よくある状態5選
コーチングセッションでは
よくサボタージュを扱います。
(自分がセッションを受けるときにも!)
そんな体験談も交えながら
サボタージュの例や
よくある状態を解説していきます!
①言い訳する
サボタージュと聞いたらまず思い浮かべる
「サボる」に最も近い心の声ですね。
例えば、
よぉし今日はジムで
身体を動かしてこようっと!
筋トレとランニングで
いい汗を流そう~
でもさ、今日は雨だし
出かけるの大変だから
明日からでも良いんじゃない?
天気が悪いのは仕方ないよね
という心の中でのやり取り。
ちょっとでも面倒くさいことがあると
それをやらない理由にして
実行を阻止してきます…!
結果として、
先延ばしにする傾向にあります。
本当の目的を置き去りにして
目の前の条件に振り回されてしまっている状態
と言えますよね。
②無理をする
これは一見サボタージュっぽくないので
とても厄介なやつです。
よくある例としては、
- 自分を大切にしない
- 健康を後回しにするほど働きすぎる
- 自己犠牲をいとわない
などです。
例えば、
はぁ今日も一日頑張ったな!
疲れたからちょっと早めに寝て
しっかり休もうっと
え?もう寝るの?
まだやることいっぱいあるよね?
怠けてないでやりなよ
という心の中でのやり取り。
真面目な人ほど
よくある心の声ではないでしょうか?
確かに時間を惜しんで努力する!
という時期が必要なときもあるかもしれません。
しかし、あなたはこの世にひとりだけ。
身体・健康が一番大事なのです。
それを壊すような声はサボタージュです。
何かに追われている・焦っている状態
のときによく出てきますね。
③世間を優先する
これも一見
サボタージュじゃないようなフリをしてくるので
なかなか厄介です…!
よくある例としては、
- 周りの目を気にしすぎる
- お金が一番大事
- 常識に従うのが正解
などです。
例えば、
この服可愛いな!
最近は地味な服ばかり着ていたから
たまにはこういうデザインも良いよね
いやいや、
それは年齢に合ってなくない?
そんな若作りして恥ずかしいよw
という心の中でのやり取り。
「世間ではこうでしょ」
「一般的に考えたらおかしいよね」
というような声です。
これは自分の価値観ではないですよね。
世間とか一般的とか、
一体いつ誰が決めたのかも分からない基準に
振り回され、支配されている状態です。
ある程度の節度や、
TPOをわきまえる感覚は持つべきかもしれませんが
自分の身に付けるものは
自分の価値観で選んでいい。
人生は自分の価値観を尊重してナンボ!
他人の価値観で生きても本当の幸福感は味わえません。
④自己否定
ダメな部分にフォーカスしてしまう
心の声もありますよね。
よくある例としては、
- こんなこと自分にはできない
- 情報やスキルが足りないからまだ早い
- どうせ無理に決まっている
などです。
例えば、
YouTubeで発信してみたいな!
私も自分の生活のVlogとかで
人に楽しんでもらいたい
そもそも動画つくれるの?
YouTubeってそんな簡単じゃないよね?
まずはもっと勉強してからじゃないと
無理でしょw
という心の中でのやり取り。
せっかく挑戦しようと思うことがあるのに
可能性を潰してきます。
出来ることより出来ないことに目が向き
完璧主義を発動している状態
とも言えます。
⑤諦める
怖いからやらない、
見込みがないから諦めようとするのは
サボタージュの典型例です。
よくある例としては、
- 失敗するかもしれない
- 理想を持っても意味がない
- 夢なんか叶わない
などです。
例えば、
仕事で管理職になったからには
メンバーと良い関係を築いて
もっとチーム力を高めていきたい!
そんな理想持っても無駄w
叶わなかったとき
辛いのは自分でしょ?
期待しない方がいいよ~
という心の中でのやり取り。
自分にはふさわしくない、
希望や期待は持つだけ無駄、
という感じ。
せっかくのビジョンを潰してきます。
叶わなくて当然、
理想を掲げちゃダメという状態です。
サボタージュという
「自分の心の声」「内なる声」
はなかなか強力…!
なので、上手に付き合い
対処していく必要があります。
サボタージュの対処法3選
トイ・ストーリー4では
バズ・ライトイヤーの
”内なる声”も話題になりましたよね。
ウッディとバズの内なる声からも分かるように
大前提、内なる声が常に悪いもの
というわけではないんです。
内なる声のなかでも、
本当の目的を妨害してくる「サボタージュ」は
しっかり対処していきましょう!
①内なる声を明確にして認知する
まず自分自身のサボタージュに気づく必要があります。
そもそも人間は
未知のものに恐れる傾向があります。
よく分からない妨害者(サボタージュ)って
怖いじゃないですか…!
そして
よく分からないものには対処のしようがない。
なので、
自分の中にどんな声(サボタージュ)があるのか?
気付くことがとても大事なんですね。
サボタージュに気づくとは、
具体的にはこのようなことです。
- いつ、どんな時に現れる?
- 何と言っている?
- どんな声で?
- どこら辺から声が聞こえる?
こういったところをリアルに
鮮明にイメージをつくって特定すると
この内なる声(サボタージュ)と
どのように付き合っていくか考えることができます。
例えば、分かりやすいのは
サッカーの本田圭佑さん。
彼はインタビューなどで
『リトル本田』と言っているのを
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
リトル本田の言葉には、
妨害してくるような
つまりサボタージュもあるはずです。
本田選手はそれをしっかり自己認識している
と言えると思います。
(もちろん、ご本人に聞いたわけではありませんが…!)
じゃぁどうやって
サボタージュを認識するのか?
これは自分の声にしっかり耳を傾ける以外にありません。
特に、何かを選択したときや
意思決定したときに
自分の気持ちを振り返ったり
どういうプロセスでその結果に至ったのか?
自分と向き合うことが必須です。
方法としては、
コーチングを受けるでも
自分で時間を取って振り返るでもOK!
しっかり自分と向き合うことで
内なる声を明確にして認知することができます。
自分のサボタージュが分かれば
どう付き合っていくのか?も見えてきますね!
まず自分のサボタージュが
どのタイプだったのか?
それをどうしていきたいのか?
など考えていけると
スッキリしますよ。
②自己理解を深め、本当の自分の気持ちを知る
そもそも、
自分は何を目指しているのか?
自分の大切にしたい価値観は何なのか?
それが分からないと
内なる声がサボタージュなのかどうか?
判断がつかない場合があります。
サボタージュの例として解説したのですが、
②無理をする
③世間を優先する
などが特に紛らわしいです。
そういった分かりにくいサボタージュに気づくために
自己理解を深めることが必要になってきます。
じゃぁ自己理解ってなに?
具体的には、
- 自分の大切にしたい価値観
- 人生の目的
- 理想・ビジョン
などです。
またサボタージュの原因として、
自分のこれまでの体験も関係している
ことも珍しくありません。
例えば、
- 体験からくる思い込み(刷り込まれた価値観)
- トラウマから失敗を過度に恐れる
- 否定されすぎて挑戦できない
などです。
自己理解を深めると
こういったサボタージュの原因
が見えてくることもあります。
じゃぁ
どうやって自己理解を深めるのか?
コーチングを受けるでも、
自己理解ツールを使用して向き合うでもOKです!
自己理解が深まると
サボタージュの原因が見えてきたり
内なる声がサボタージュなのか?
判断が付きやすくなったりします。
結果として、
本当の自分の気持ちがハッキリしてきますよ!
大切にしたい価値観、
理想やビジョンを明確にするには
こちらの自己理解ツール(無料)を
ぜひご活用くださいね!
③自分のなかに理想の人格を形成する
自分の価値観が明確になると、
サボタージュの対処として
理想の人格を持つととても効果的です。
どういうことかと言うと、
サボタージュ(妨害者)を
上手に言いくるめてくれるような
「この人が言うなら従いたい!」と思えるような
キャラクターを自分のなかに持つという感じ。
「〇〇を自分のなかに飼う」
なんて表現されることもありますね。
例えば、
好きな有名人、
憧れのスポーツ選手、
尊敬する起業家、
ドラマのなかのキャラクターや
アニメのキャラクター
でもOKです!
しかも、この人格・キャラクターは
ひとりに限定する必要はありません。
自分に必要なだけキャラを持っていい。
例えばこんな感じ。
勇気づけて背中を押して欲しいとき |
|
諦めそうになったとき | スラムダンクの安西先生 『諦めたらそこで試合終了ですよ』 |
嫌な人に傷つけられたとき | スヌーピー 『僕のことを好きじゃない誰かのことで。 くよくよする時間はないんだ。 僕は僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるから』 |
頑張りすぎているとき | リラックマなどの癒し・ゆるキャラ |
女性の生きづらさを感じたとき |
|
名言とセットだと
サボタージュをうまく退けてくれそうですよね。
あなたはどんなキャラクターを
自分の中に持ちたいですか?
ぜひ考えてみてくださいね!
私は自分のなかのキャラを
定期的にアップデートしています。
その時に必要なキャラって
けっこう違うと思うんですよね。
+αでできるとさらに良いこと
サボタージュというのは、
恒常性(現状維持しようとする力)
の性質を持った妨害者です。
なので、
変化することに慣れる
とサボタージュは弱まります。
例えば、
- 新たなことに挑戦する習慣を持つ
- 新鮮な気持ちで勉強する
- 転職・キャリアチェンジしてみる
などです。
最初はなかなか
継続するのが難しかったり
どっと疲れたりするかもしれません。
でも、変化に慣れてきて
それが習慣化すると
モチベーションが上がって
サボタージュは大人しくなるんです。
サボタージュが大人しくなってくれると
付き合いやすくなって
あなたの本当の人生の目的を達成しやすくなります。
※習慣化のコツについては、こちらの記事も良かったら。
ダーウィンの言葉で
『最も強いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る。
』というのも有名ですよね。
変化する、挑戦するということは
それだけ打席に立つことにもなるので
運も引き寄せるから目標達成する確率もあがる!
※挑戦して引き寄せる!「計画的偶発性理論」についても良かったら。
本の紹介:3年後、自分らしい在り方へ: 優しくて賢いあなたが”いま”を後悔しない!未来を創る考え方
「こんなもんだよね…」という諦めを手放すことに寄り添いたい。
「自分には無理…」なんて可能性を潰す選択はして欲しくない!
あなたの毎日はもっと明るく楽しいものにできる!!
そのヒントになるキーワードは
「省エネ」と「在り方」です。
まとめ:サボタージュとうまく付き合って理想を叶えよう!
ぜひご自身のサボタージュを
見つけて認識してみてくださいね!
きっとあなたの目標達成への近道になるはずです。
サボタージュの対処法として
以下の3つまでやれば完璧です!
- 内なる声を明確にして認知する
- 自己理解を深め、本当の自分の気持ちを知る
- 自分のなかに理想の人格を形成する
一緒に変化を楽しみながら
自分らしく人生の目的・目標を達成していきましょう!
セルフコーチングの限界を感じたら
コーチングを受けてみるのも良いと思います。
特にサボタージュは
ひとりでやるより対処が早いはず!
習慣化で目標に近づく!
ビジネスも人間関係改善も…継続は力なり!特に行動を習慣化できるとエネルギーを効率的に使えて目標達成への近道になる可能性アップです。
-
三日坊主はもう終わりにしたい
-
習慣化してしっかり仕組みを構築したい
-
今年こそ確実に一歩前進したい
-
自分に合った習慣化の方法を見つけたい
-
モヤモヤしている思考をスッキリさせたい
-
30代以降のキャリアを自分でつくっていきたい
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