【心理学】自己理解の大切さって?深めるのは難しい?必要性&メリット5選と深める方法3選
キャリアコーチングコミュニケーションコラムセルフハグ・自己受容
「自己理解って大切なの?必要性は?」
「自己理解を深めるのは難しいの?」
自己理解をサポートするプロコーチとして
自己理解ってそもそも何?
というところから
具体的な深め方や注意点まで
解説していきます!
自分の人生なので
自己理解を深める努力は
必須ですよ~
目次
自己理解とは
自己理解とは,いくつかの手段により自分の気質,性格,ある種のタイプ,
価値観,考え方,態度・行動などを深く知り,
それを自分自身が納得して受け止めている状態のことである。
自分のことをなんとなく…
ではなく深く多角的に理解している
という感じがしますね。
良かったらこちらの
『自己理解の心理学講座』
を受けたときの記事も
参考にしてみてください!
自己理解の3層×コア2要素
自己理解を深めるためには
多角的な視点が欠かせません。
ひとりの人間をより立体的に
理解していくための3層×コア2要素を
上記に示しています。
※RabbitSpace独自の解釈です。
<自己理解を分解>
3層:過去×現在×未来
コア:価値観×感情
刻一刻と時間は過ぎますので、
「過去」も「いま」も更新され続けます。
過去の事実は変わらないけれど
その捉え方は日々変わっていく
ということも珍しくありません。
だから、
「自己理解は一度やったら終わり」
ということはないんですね。
定期的に自分自身を多角的かつ深く知り、
受け止めていくことが大切です。
あなたは普段どの層、
どちらの要素を自覚しやすいですか?
人によって、
自覚しやすい層・要素は違います。
ちなみに私は…
未来、感情は自覚しやすいです。
逆に「いま」を自覚しずらいんですよね…!
「自己理解」に似た言葉5つ
似た言葉を知ることで、
さらに「自己理解」についての
理解を深めていきましょう!
①自己分析
自己分析(じこぶんせき)とは、自分を探るという作業である。
自己分析を行う場合には、よほど自分を客観視できないと自分にとって都合の良い主観や解釈が入り、自分自身のさじ加減で結果をいくらでも自分よりに変えられるとのこと。また学生の中には志望動機を聞いた場合に、自己分析の結果この職種が向いているということが分かったために志望したと返す場合があるという。この場合には職種を決める場合に、自分がやりたい事柄であるために志望したというよりも自己分析に振り回されているからであるようとのこと。
就職活動において自己分析は、学生を悩ませ、かつその可能性を奪い、早期転職の一因となっているという見解もあり、それまでの人生において特筆すべき経験のない者が自己分析をしたところで何も生まれないとする「自己分析不要論」が増加している。
②自己認識・自己認知
- 自己認識=外的理解+内的理解
- 外的理解=他者からどう見られているか
- 内的理解=自分自身について知っている=自己理解
③自己意識
自己意識(じこいしき)、あるいは自意識とは、
自己が存在することに気づく(意識上に上る)能力、外界や他人と区別された、自我としての意識。
人の自我がおのれを感じ、考え、意志を持ち、行動する多様な働きを統一する自己同一的な主体としての意識。人では、幼少期には存在しないとされる。自己意識を持たない動物は、鏡に映った自身の姿を、自分と認識することができない。チンパンジー等の高等霊長類は自己意識を持つが、犬や猫などは概ねこれを持たないとされる。
人の場合、自意識は内面に向けられる醒めた意識であり、時として非活動性の要因となり、病的に強くなると孤独感となりやすい。
④自己評価(セルフイメージ)
自己評価(じこひょうか)とは、
自分で自分についての評価(吟味)をする機能/システムのことを指す。この場合の「自己評価(する)」は英語で「self-evaluation」という。反対語は他者評価。
なお、自分に対する評価そのものとして、自己肯定感(自尊感情)を持つことについて用いられることもある。この場合の「自己評価(が高い/低い)」は英語で「self-esteem」といい、自尊心を持つことを指す。主観的で肯定的な自己評価を自信という場合もある。コア自己評価が高い人は、その後の人生でより成功する傾向がある。
⑤自己肯定感
自己肯定感については心理学の領域で継続的に高い注目を浴びている概念であるが、その定義や類似の他概念との弁別性などについて、検討の必要性が残っている。
自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる場合がある。現在、これらの言葉は多義的に用いられることが少なくなく、結果としてあらゆる肯定的な心理的要素を表現する包括的名称(umbrella term)となっているという指摘がある。
※自己肯定感については良かったらこちらの記事も。
自分自身について、となると
やはり内側からも外側からも
観察する必要がありますね。
誰しもがバイアス(偏見)を
持っているわけなので
そこも無視できません!
他者理解とは
自己理解の反対として
他者理解についても見ていきましょう。
他者理解とは、
人間は多面的な生き物だという前提で
自分とは異なる環境で生きてきて
違う価値観を持っていることや
相手の立場に立って考える知的能力を
発揮し理解しようとすること
だと考えます。
そのためには自分自身について
理解すること(自己理解)が
必要になるんですよね。
他者を理解するには
まずは自分から、です。
ジョハリの窓
ジョハリの窓を見ると分かりやすいかもしれません。
<ジョハリの窓>
- 開いている窓:自分は知っている×他人が知っている
- 隠れた窓:自分は知っている×他人が知らない
- 盲点の窓:自分は知らない×他人が知っている
- 未知の窓:自分は知らない×他人が知らない
「隠れた窓」「盲点の窓」について
お互いが伝え合えると
お互い自己理解が深まって
良いかもしれませんね!
自己理解を深めることは
他者理解を深めることにも
繋がっていきます。
だから、自己理解を深めると
人間関係にも
大きな影響があるんですね!
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自己理解の大切さ・必要性5選
自己理解のメリットは何でしょうか?
大切さや必要性は以下です。
いまいちど、この図を思い出しながら
読み進めてみてくださいね!
①目標達成に近づく
まず、いまの自分の目標は何なのか?
自己理解する必要があるんですよね。
(主に『未来』についてですね)
自分の目標、
つまり未来に期待することや
叶えたい望みが何なのか分からないのに
「知らないうちに達成していた…!」
ということはかなり稀です。
ビジョンは明確であればあるほど
叶う確率が上がると言われています。
ビジョン・理想をありありと描くことで
それが現実化するというわけです。
「思考は現実化する」という言葉も思い出しますね!
②自信が湧いてくる
人間は未知のものに対して
不安を感じるもの。
だから自分自身がどんな状態なのか?
自己理解する必要があります。
(主に『いま』についてですね)
状態が良くても悪くても
ありのままを受け入れる。
(これを、自己受容と呼びます)
自分をまるごと受け止められると
自然と優しくなれたり
余裕が生まれるものです。
自分と言う存在を認めることになるので
自信も湧いてきますよ!
※良かったらこちらの記事も『【心理学】セルフコンパッションとは?やり方5つ&期待できる3つの効果』
③人間関係の改善
人間関係は環境の一部だと考えます。
この環境は自分にとってどうなのか?
ということを自己理解する必要があります。
(主に『未来』にどう繋がるのか?ですね)
コア要素である「価値観」と「感情」も
かなり大きく影響するところ。
目の前のにいる人たちとの関係性を
どうしたいのか?
大事にしたい?本当は離れたい?
案外これが分からずにもがくケースは多いと思っています。
自分の人生は自分で選択していくので、
どちらを選んでも正解なのです!
自己理解を深めることで
自分に合った・望む環境を選べる
ということですね。
すると自然と良い人間関係(環境)が
手に入ることになります。
また、自己理解を深めることは
他者理解を深めることにも繋がるので
人間関係改善にも役立ちます。
④小さな変化にも対応しやすくなる
変化と言うのは
何かが何かに変わることですよね。
なので、
自分の状態を知っている自覚的でいられると
小さな変化にも素早く気づけるようになります。
(主に『いま』についてですね)
例えば、
- すごく穏やかな気分だったのがイライラしてきた
- ストレスフルで苦しかったのが緩んで楽になった
など。
元の状態を知らなければ
「変化」に気づくことはできないのです。
ちょっとした変化に気づくことができれば
「今日は休もう」とか
「これ以上無理するとヤバイかも」とか
対応・対処できるので
メンタルヘルスに繋がります。
逆に、良い変化にも気づけるので
「今日は良い日だっ!」
と幸福感アップにも繋がりますね。
⑤自分の人生を生きる!
価値観とは、
いままで生きてきた経験で得た
偏見のコレクションとも言えます。
自分がどんな風に生きてきたのか?
を俯瞰的に見ることで
自己理解を深める必要があるんですね。
(主に『過去』についてですね)
価値観が明確になると、
自分らしい選択(後悔しない選択)
ができるようになるので
自分らしい人生を生きることができます。
過去、いま、未来…
3層+コア2要素すべての自己理解が深まると
在り方が変わります。
一度きりの人生ですから
自分らしい在り方で生きる
というのはとても大事にしたいことです。
本の紹介:人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉
「お金がある」「顔がいい」「肩書きがある」といった「上下」「強弱」で物事を見る、
つまりジャッジすることをやめる。
それを「ジャッジフリー」の思考といいます。
そんな「ジャッジフリー」な老子の思考を自分の中にインストールすることで、
「しんどい」気持ちから解き放たれることをめざした一冊です。
自己理解が浅いままだと…
自己理解を深める大切さや必要性について
5つ解説してきたように
メリットは本当にたくさんあります。
では、自己理解が浅いままだと
どうなるのでしょうか…?
- 自分に合った環境が分からず生きずらい
- 「やりたいこと探し」をし続ける
- 苦しい人間関係で消耗する
- 望みがなかなか叶わない
- 自分のことを好きになれず自信が持てない
- メンタルが病みやすくなる
- 自分の人生なのに後悔だらけ
自己理解を深めないとデメリットが
色々起こり得ると考えられます。
でも「自己理解が浅い」ということに
気付くのは案外難しいので
上記のような状態が”普通”だと
感じている人も少なくないのが現状と思われます。
なんだかとっても
もったいないですよね…!
せっかくなら
楽しくて豊かな人生
にしていきたいものです!
自己理解を深める方法3選
自分らしい人生を生きるためには
とっても大事な自己理解ですが
深めるのは難しいのでしょうか?
正直「めちゃくちゃ簡単!」とは言えないのですが
自己理解を深める気持ちさえあれば
誰でもちゃんと深めることができる!
と思っています。
その方法を3つ、
注意点と共に解説していきます。
①各診断の活用
あなたは占いが好きですか?
私個人としては動物占いが好きなのですが、
その他にも占いってたくさんありますよね。
例えば、
- 四柱推命
- 数秘術(かずたま)
- 星占い(ゲッターズ飯田さんの五星三心も人気ですよね!)
- しいたけ占い
- 動物占い
- 手相・顔相
- タロット
- 姓名判断
などなど。
こういった占いも
自己理解のひとつとして有効だと考えます。
占いはスピリチュアルな面もありますが
基本的には統計学です。
同じく統計学ですと
各診断も自己理解のひとつの手段になり得ます。
例えば
- ソーシャルスタイル理論
- お仕事動物タイプ診断
- 人生の法則4タイプ
- メンタルモデル
- ユーモアスタイル
- 16Parsonalities(MBTI)
- 動物キャラナビ
など。
※これらは全てこちらの記事で診断リンクを紹介しています『【無料診断7選】タイプを知って面接対策&円滑なコミュニケーションへ!』
無料で簡単に診断できて
自分について知ることができる!
自己理解を深めるためには
多角的な視点で見ることが大事なので
複数の診断をしてみると
様々な角度で気づきがありますよ。
<注意点>
占いや診断はヒントにはなるけれど
やはり「分類」という感じは否めません。
人間はひとりひとり違う存在。
唯一無二なので診断結果が
完全に当てはまることはないんですよね。
※バーナム効果によって「私に当てはまる!」と感じるんですね。
占いや診断はひとつの指標でしかなく
パーソナライズされているものではないんです。
なので、自己理解を深めるには
こういった診断をヒントとして活用しつつ
自分自身にフォーカスすることが必要です。
②自己理解ツールの活用
自己理解を深めるためのツールは
テンプレートというか
フレームワークというか…!
自分と向き合うのにとても便利です。
必要なときに自分のペースで出来ますし、
ふわっとした感覚なども
言語化して人に説明できるようになります。
だから、就活や転職活動の際の
自己分析にも役立つというわけですね!
自己紹介も上手になりますよ。
っと、自己理解ツールって何?
と思った方はぜひ
こちらから受け取ってくださいね(無料)。
- 人生曲線テンプレート(過去から価値観を知る)
- 人生の輪ワークシート(いまを知り心の余裕を取り戻す)
- ビジョンシート(未来のワクワクを明確に)
などがありますよ。
これで、自己理解の3層×コア2要素を
扱うことができるんです!
<注意点>
自己理解ツールは
自分ひとりで出来て便利なのですが
自己分析と同様、
自分に都合の良い主観や解釈が入りやすい…
というところが要注意です。
あまり主観的な解釈で言語化すると
本来の自分とはちょっとズレるかもしれません。
例えば、
本当はとっても頑張り屋さんなのに
「頑張りが足りない人」と思ってしまうとか
本当はすごく気遣いが出来る人なのに
「いつも助けてもらってばっかり」とか。
このように、
悪い方向に解釈してしまうケースも
少なくないと感じています。
案外、自分の魅力に気づけていない人は多い印象なので
気を付けたいポイントです。
③コーチングを受ける
自己理解を深めるには
対話(コーチング)がとても効果的です。
自己理解ツールの内容も
セッションとして扱うことが出来るし
いまこの瞬間に起きていることを
リアルに感じ受け止めていけるのが
大きな特徴です。
自己理解の3層×コア2要素を
網羅的に扱えるので
自己理解が深めるメリットを
すべて享受できるんです。
コーチと1対1での対話なので
誰にも言えないような話もしやすいですし
(しっかり守秘義務も守られます)
主観的な解釈で終わることも避けられます。
また、自己理解を深めるには
複数回にわたって自分と向き合うと
効果的なわけですが
ひとりよりも継続しやすくなります。
自分について言語化し、
実際に口に出してみる
という行為自体も
とても意味があります。
例えば、いきなり面接で話すよりも
コーチとのセッションで話してみることが
練習になるという感じです。
<注意点>
コーチングは自分の内側(本音)と
向き合い対話する時間です。
なので、
安心して話せないコーチだと
本当の自分に気づけない…
ということが起こります。
(カッコつけてしまった…、遠慮して話せなかった…というコーチング体験をよく耳にします)
そして、
本当の価値観や感情(コア2要素)を
ダイレクトに扱う時間ですので
安心できないコーチ相手ですと
強いストレスを感じることになります。
※コーチングは
うまくいっていると有意義でとても良い時間なのですが
うまくいかないと苦しくてストレスフルな時間になります…!
コーチングを受けるかどうか決める際には
「自分が安心して話せるかどうか?」
ということをしっかり確認することが大切です。
占い・診断、
自己理解ツールの活用、
コーチングを受ける!
私はすべてやっていますが
それぞれ良さがあるので
あなたにあった方法を見つけてくださいね!
本の紹介:3年後、自分らしい在り方へ: 優しくて賢いあなたが”いま”を後悔しない!未来を創る考え方
「こんなもんだよね…」という諦めを手放すことに寄り添いたい。
「自分には無理…」なんて可能性を潰す選択はして欲しくない!
あなたの毎日はもっと明るく楽しいものにできる!!
そのヒントになるキーワードは
「省エネ」と「在り方」です。
まとめ:自己理解を深めてもっと自分らしい人生へ!
自己理解を深める必要性、
メリットはたくさんあります。
- 目標達成に近づく
- 自信が湧いてくる
- 人間関係の改善
- 小さな変化にも対応しやすくなる
- 自分の人生を生きる!
自己理解を深めることは
自分らしい人生を生きるためにマスト!
なので、
「少し面倒くさいかな…?」
と思っているとしても
ぜひやってみてくださいね!
まずは自己理解ツールで
自分自身と向き合うのが
手軽でおすすめです。
一度きりの自分の人生なので
自己理解を深めて
もっと自分らしい人生にしていきたいですね!
習慣化で目標に近づく!
ビジネスも人間関係改善も…継続は力なり!特に行動を習慣化できるとエネルギーを効率的に使えて目標達成への近道になる可能性アップです。
-
三日坊主はもう終わりにしたい
-
習慣化してしっかり仕組みを構築したい
-
今年こそ確実に一歩前進したい
-
自分に合った習慣化の方法を見つけたい
-
モヤモヤしている思考をスッキリさせたい
-
30代以降のキャリアを自分でつくっていきたい
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