言語化できない、苦手…苦しい原因や理由はコレかも6選
「誰かに相談したいけどうまく言葉にできない…」
「悩みがあるけど言語化できなくてモヤモヤ…」
困っていること、
モヤモヤ・イライラする感情、
漠然とした不安など…
なかなか言葉にして表現できないなと感じること、
ありますよね…!
言語化が苦手だな、苦しいなと感じる
原因や理由6選をご紹介していきます。
原因が分かってきたら
対処法も見えてくるはず!
ということで
ご自身に当てはまるものを
見つけていってくださいね。
目次
①語彙力が足りない
まず、言語化するとなれば言葉。
やはりある程度の語彙力が必要と言えますよね。
極端な例を出すならば子どもです。
語彙力が乏しいことで
伝えたいことが伝えられない…
自分の頭の中を言葉にすることができない…
これは、比喩も含みます。
例えば、
Mrs. GREEN APPLEさんの「ライラック」
という曲をご存じでしょうか?
アニメ忘却バッテリーのオープニングテーマソングであり、
(忘却バッテリー、面白いですよね!)
『オリコン上半期カラオケランキング 2025』で1位を獲得した曲。
個人的に印象的だったのは
「ワサワサする胸」という表現。
実際に胸がワサワサするということではないので
これって比喩表現ですよね。
こういう言葉が出てくるのがすごい…!
気持ちとか悩みとかを擬音語で表現すると
色んな含みを持たせて伝えられますね…!
なので、語彙力って
難しい言葉を使わなければいけない
というわけではないんだと思っています。
相手に伝わりやすい言葉の
引き出しがたくさんある方が
言語化するには役立ちそうですね!
本の紹介:比喩表現事典
世界の見方が変わる文章術!
「ねっとりとした春」「唇は美しい蛭(ひる)の輪のように滑らか」「現実から立ち登る朦朧(もうろう)たる可能性の煙」……作家たちが発見し、創作した選りすぐりの比喩表現を、「感覚」「自然」「文化・社会」「顔」「体」「心」の項目別に整理。イメージ豊かな日本語を味読しつつ、ワンランク上の文章を書くための必携事典。
②具体と抽象の切り替えが苦手
言語化するということは、
物事の捉え方にも関係してきます。
説明が上手な人は
「具体と抽象」の切り替え・使い分けが上手な人です。
例えば、
目の前に赤いリンゴと
黄色いバナナがあったとしましょう。
①リンゴとバナナがある。
②果物がある
①は具体、②は抽象ですね。
何かを伝えるとき、
具体と抽象どちらの表現も使えると
相手に伝わりやすく分かりやすいです。
困ったことや悩みというのは
具体的すぎても抽象的すぎても
「で、結局何が困ってるんだっけ…?」
となってしまうことがあります。
なので、
実際に困っている事象=具体
嫌だと感じること=抽象
など違う側面から捉えるように意識すると
具体と抽象のどちらの表現も使って
言語化できると思います。
意図的に視点を変えてみることで
具体と抽象を自然と表現できそうですね!
本の紹介:頭のいい人になる 具体⇄抽象ドリル
「ちゃんと考える」とは結局、「具体・抽象力」のことです。
頭のいい人は、頭の中にピラミッドツリーがあります。
デロイトで解雇寸前だったところから、社内でも1%のトップ人材しか取れないS評価を取った著者が、「具体・抽象力」を鍛える思考力クイズを、ドリル形式で62問掲載しています。
③アウトプットの習慣がない
言語化というのは
必要がないとなかなかしないものかもしれません…!
誰かに伝えようとして初めて、
つまりアウトプットする場があって初めて
言語化が必要になると考えられます。
相談、話すという人間相手でなくとも
ブログを書くとかSNSで発信するというような
アウトプットでも日常的にやっていれば
言語化の機会になりますよね。
なので、普段誰かに悩みを話したり
困ったことを相談する機会がないとしたら
それは苦手と感じても不思議はないのかもしれません。
誰でもいきなりできることは少ない…!
慣れないことは苦手でも仕方ありません。
コーチングのクライアントさんでも
初めは自分の気持ちを言葉にするのが苦手
という方はいます。
でも、徐々に話せるようになっていきますし
綺麗な言葉にする必要もないので
慣れていければOKと思います!
④思考の整理が苦手
困ったことや悩みを言語化するには
自分の気持ち、考えを
一旦整理する必要があります。
ごちゃごちゃしていると
言葉にするのは難しいですもんね…!
この整理するというプロセスが苦手だと
イコールで言語化も苦手ということに。
漠然と自分の頭だけで
整理しようとするとこんがらがってしまうかもなので
紙に書く、
マインドマップにしてみる、
コーチングを受けてみる、
などなど…
自分に合った言語化の手段が分かると
活用しやすいですね!
人によってやりやすい方法が違うので
自分に合った方法を探して
見つけておけると良いですね!
⑤伝わらない…と諦めている
言語化するのがそもそも苦しい…
と感じているのだとしたらコレかもしれません。
「どうせ伝わらない…」
「分かってもらえない…」
と心を閉ざしている状態。
この状態が続けば
おのずと言語化は苦手になりますし
どんどん苦しくなっていく…
のではないかと思います。
なので、この場合は
①~④のような
習慣や力不足のようなものではありません。
もっと深いところにある、
メンタル面の影響なのではないでしょうか。
まずは本音を話せる場、相手を探してみると
良いかもしれません。
伝わらない…と諦めている心が
少しでも希望を感じたら
きっと言語化が苦しい感覚も和らぐはずです。
きっと蓄積してきているものだと思うので
そう簡単にはいかない…かもしれませんが
少しでも心がラクになるのなら
本音を話せる場を探してみても良いかも!
本の紹介:うまく本音で話せる本
「KY」という言葉があるように、日本は「みんな一緒」の同調圧力が強い社会。そのため、周囲を気にしすぎて、自分の本当の気持ちがいえない人がいる。また、小さい頃から自分を殺して周囲に合わせる「過剰適応」が進むと、自分の感情が自分でよくわからなくなる「失感情症」や「感情鈍麻」になってしまうのだ。本書ではそのような「失感情」気味の人たちがなぜ生まれるのか、母子関係や社会的背景を読み解き、感情の取り戻し方、自分のホンネを殺さない社会との接し方を提案する。
⑥自分の本当の気持ちや意見を言うのが怖い
⑤の「伝わらない…と諦めている」
に近いのですが、
諦めているというよりも怖いという状態。
過去に何かを言語化した際に
「強く否定された」とか
「バカにされた」などの恐怖体験が伴って
自分の気持ちを言葉にしたくない…
こういうことも珍しくないですよね。
誰だって、否定されたり
バカにされたくはないし
怖いと感じたことは2度とやりたくないものです。
その結果として
いつしか自分の心を閉ざし、
言語化が苦手になったケース。
嫌な体験は消えませんが、
上書きしていけたら
少しは心がラクになるのではないでしょうか。
つまり、言語化したことで
誰かに褒められるとか喜んでもらえる体験
ができたら良さそうです。
悩みや困ったことなどを言語化し
伝えることができたら
共感してもらえたり
応援してもらえる可能性もあります。
そんなことは望んでいないかもしれませんが、
少なくとも嫌な体験にはならないはず!
なので、安心して話せる相手に
言語化したことを聞いてもらう
というのもひとつの手ですね。
オンラインのカウンセリングも
ひとつの手段です。
どこからでも可能ですし、
どんなに話がまとまっていなくてもOK、
守秘義務もしっかり守られます。
まとめ:言語化できないと感じたなら少しずつ始めれば大丈夫!
言語化が苦手だな、苦しいな…
と感じている原因・理由に
ご自身に当てはまるものが見つかりましたか?
生まれたときから言語化が上手な人はいませんし、
今からでも意識すれば
きっと言語化の苦手意識は薄れていきます!
自分にあった手段で
心がラクになるよう頑張っていきましょう!
言語化はメリットも大きいので
根気よく向き合っていきたいですね。
徐々に習慣化していけば
言語化が得意!と言えるくらいに
自分をアップデートすることも可能だと思います!