【心理学】スリーパー効果とは?恋愛などわかりやすい具体例と逆の効果も解説
「スリーパー効果って何?」
「スリーパー効果を活用するには?具体例が知りたい」
ビジネス(営業やマーケティング)から
恋愛など人間関係全般に活かせる
心理効果であるスリーパー効果。
早速、日常に取り入れ活用するためにも
ぜひ最後までお付き合いください!
活用範囲の広い心理効果ですが
逆効果になる可能性もあるので
要チェックです!
目次
スリーパー効果とは
スリーパー効果は、
情報源の信頼性が低い情報であっても
時間が経過するとその影響が強まる現象です。
スリーパー効果(英: Sleeper effect)は、
説得力に関する心理現象。
行動すべき時まで敵国に潜み、一般人として暮らす工作員を指す「スリーパー」という言葉に由来して、心理学者のカール・ホブランドが命名した。
例えば、政治的キャンペーンで、対抗となる候補を貶す広告を見て、初めは広告費を払っていることに気付きその信頼性に疑念を持つが、時間が立つにつれそれが広告であることを忘れ、正当なものだと思い込む。
この心理効果を知ったうえで
活用しようとなると
説得的コミュニケーション
とも呼べそうです。
実際にどんな場面で
活用できるのか?
具体例を見ていきましょう!
関連記事として、こちらの記事も良かったら『【心理学】ザイオンス効果(単純接触効果)とは?ビジネスや恋愛での活用方法』
スリーパー効果のわかりやすい具体例
スリーパー効果の具体例から
いくつかの場面における
活用方法を探っていきましょう!
ビジネスにおける具体例
<企画を通したいとき>
新しいプロジェクトのアイデアがあり
上司に提案したけれども
まだ経験が浅かったり
実績が少ないことから
あまり信頼されていないとき。
すぐにはプロジェクトは採用されません。
しかし、時間が経つにつれて
「実績のない社員からの提案」という
情報源が薄れていき
プロジェクトの内容だけが頭に残った状態になります。
そこで他の社員からの提案や
他社の動きのなかで
似たようなプロジェクトに触れたとき
以前提案されたプロジェクト内容を思い出し
進行することになる、ということがあります。
営業における具体例
<商品を買って欲しいとき>
ある製品を顧客に紹介したけれども
顧客は当初その製品の有用性を疑っていました。
やはり初対面の人から営業されても
なかなか簡単に購入とはいきません。
しかし、時間が経つにつれて
「商品の良さ」だけが印象に残り
その製品の価値を再評価するようになりました。
最終的に、
顧客は誰から営業されたのかや
当初の「本当に良いものか?」という疑いを忘れ
製品を購入することにしました。
マーケティングにおける具体例
<Webを活用して商品を買って欲しいとき>
大企業のホームページは
シンプルに商品情報や会社について
まとめられているものです。
しかし、知名度の低い小さな会社は
同じだけの信頼を持ち合わせていないので
大企業のような書き方をして
勝つことは非常に困難です。
小さな会社ならではの
コアターゲットに向けた
コアなメッセージを書くことで
印象付けるのです。
時間が経つにつれて
スリーパー効果が働いて
「そうか」とコアメッセージのみが
心に響くというわけです。
その商品・サービスの
良いところが重要視された結果、
売上増加に繋がります。
恋愛における具体例
<気になる相手を振り向かせたいとき>
一目惚れなど、出会って間もない状態で
相手を好きになることもありますよね。
そして「好きです!」と気持ちを伝えたけれど
「お互いよく知らないし…」と断られてしまうのは
信頼がない相手からの告白だから。
それでも諦められないという場合には
スリーパー効果を活用するために
時間をかけて再アタックするのが有効です。
「好き」という言葉が
とても印象的なら何もしなくてもOKなのですが
それ以外にも印象に残るメッセージ
を伝えておきたいところです。
例えば、
- 誰にでも優しく接している姿に惚れた
- 目がキレイで惹きこまれた
- 〇〇のとき△△していたのが素敵だった
などなど。
具体的であることが大事です!
「可愛い」とか「カッコイイ」とかは
言われ慣れている可能性大なので
控えた方が無難かと思います。
これは復縁したいときにも
応用できますよね。
説得的コミュニケーション
とも言えるだけあって、
相手に行動して欲しいとき
様々なシーンで活用できそうですね!
スリーパー効果の活用ポイント
スリーパー効果は時間をかけて
相手の心に訴えかける心理効果です。
なので、とにかく
印象に残すことが必要なんですよね。
ポイントは、
少し大げさなくらいの表現が
ちょうど良いということ。
「え?本当に?」という疑問が
時間の経過とともに
「そうなんだ」という確信に
変わっていくからです。
相手の記憶に残るキーワードを
しっかり入れてあげると
スリーパー効果を活用できるというわけです。
信じたい情報を信じるのが人間というもの
ということも覚えておきたいですね!
相手にとって「良い面」だけが
情報として残るということです。
とは言え、
待っているだけでは
なかなか思い出してもらえなかったりするので
こちらから再度アプローチすることも
お忘れなく!!
【逆】ブーメラン効果とは
ブーメラン効果(ブーメランこうか、英語: boomerang effect)とは、
物事の結果がブーメランの飛行軌道のようにその行為をした者自身に主に負の効果をもたらす現象のこと。
また、ブーメランのように、一度離れたはずの出発点に戻ってきてしまう現象のこと。
本来ならばブーメランが手元に戻ってくることは利点であるが、この場合は投げた自分が受け損なったブーメランの打撃を受けてしまうという連想から来ている。過去の発言と矛盾した言動をしていることが発覚した人物に対しても使われる。
スリーパー効果が
逆効果になってしまうこともある…!
ということで知っておきたいのが
ブーメラン効果です。
スリーパー効果は
説得的コミュニケーションでもある
とお伝えしました。
そのためあまりにも
「説得しよう」
という力が強く働くと
反発されてしまい逆効果になる
というわけです。
例えば、
「この商品はこんなに良いですよ、素晴らしいですよ」
としつこく営業されると
胡散臭く感じられてしまったり
押し付けられて嫌だなと感じさせたり。
結果として売上減少となる、
というものです。
スリーパー効果を活用したいのに
ブーメラン効果になってしまうと
もったいないですよね…!
なので、
相手とのコミュニケーションを
意識してうまく活用していきたいですね!
ビジネスでも、恋愛でも
オンラインのマーケティングであっても
人と人とのコミュニケーションである
ということは忘れずに
心理効果を活用していきましょう!
まとめ:心理学を活かしてもっと自分らしい人生へ
スリーパー効果は
様々なシーンで活用できる
知っておいて損のない心理効果です。
スリーパー効果以外にも
活用しやすい心理学について
色々と記事があるので見てみてくださいね!
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心理学を日常に活用して
もっともっと豊かで
自分らしい人生にしていきましょう!
心理学を活用するには
自己理解を深めることも有効です!
自分について知ることで、
どんな風に活用したいのか
さらに具体的になってきますから!
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