【ドラマ】スカイキャッスル~受験生の親は色々考えさせられる物語
ドラマ『スカイキャッスル』は
テレビ朝日系の2024年7月から
放送されていた番組です。
私はAmazonプライムビデオで視聴しました!
元は2018年に放送された韓国ドラマで、
リメイク版とのことです。
(元の韓国ドラマもアマプラで視聴できます♪)
お子さんの受験は多くの親の悩みであり、
家族にとっても大きなイベントですよね…!
スカイキャッスルは、
まさにその受験をテーマにした
人間模様を描きつつ
深い問題提起をしてくる作品です。
ひとりの2児の母として、、
色々考えさせられる思いで観ました。
以下、ややネタバレ含みますので
ご注意を!
目次
豪華キャスト!5つの家庭が絡み合う
『スカイキャッスル』と聞いて、
タワマンの話かな?
と思っていたのですがタワマンではなく!
高級住宅街というか
管理されたエリア内の家庭で
起きたある事件をもとに物語は始まります。
5つの家庭の妻役が豪華!
松下奈緒さん、
木村文乃さん、
比嘉愛未さん、
高橋メアリージュンさん、
戸田菜穂さんです!
そして、その夫は皆同じ病院に勤める医師たち。
子どもは当たり前のように、
医学部に進学し医師を目指す
という家庭像なんですね。
医者の子どもは医者、
というのは現実世界でもあるあるですよね。
5つの家庭は年の近い子どもを持っており、
そこで受験が絡んでくるんですね。
そこに登場する
「受験コーディネーター」
を演じるのは小雪さん。
受験生ママ友同士の探り合い、
というのも程度問題ではありますが
あるあるなんだと思いました。
なかなかリアルに描かれているドラマです…!
似たような家庭環境かなと思いつつも
やはりそれぞれの親の在り方は違って。
同じ医学部を目指すとは言っても
教育方針も違って。
そのあたりについ注目してしまいます!
そもそもなぜ受験が必要なのか?
スカイキャッスルでは、
医師の父親を持つ家庭なので
「医者を目指す受験」なんですよね。
しかし、実際に子育てをしていると
「それは何のための受験なんだろう…?」
と感じることがあります。
もちろん、
子どもの成功を祈るのは
親の自然な姿だと思います。
しかしながら、
- 自分の夢を子どもに託しているのではないか?
- 子どもは虚栄心を満たすアクセサリーと化していないか?
と頭をよぎる瞬間があるのも事実です。
スカイキャッスルのドラマでも
「医者になんてなりたくない」
というような子どもの意思も出てきます。
結果として、
親の価値観を押し付ける
ことになっているんですね。
教育ママ、教育パパという在り方で
子どもを追い込む様子も描かれています…!
ドラマのなかでは、
夫婦の教育方針の違いから
「離婚」という言葉も飛び出します。
このへんもリアルだなぁと…!
最近は早期教育がスタンダードになってきていて
受験というと、大学より先に
中学受験の熱が高まっているのかなと思ったりもします。
ドラマでは大学受験がテーマなので、
中受ではないんですけどね。
高校生でも将来を考えるのは簡単ではないと思うので
ましてや小学生が将来のための受験を
自ら志願するというのはかなり難易度が高く
あまり現実的ではないのかなと思っている派です。
つまり、
子どもの自分の意思での受験ってなかなか難しい…!
そりゃ親の価値観での受験になるよなぁ、と。
じゃぁ完全に子どもに任せて
受験しなくて良いのかって言ったら
また別の話という感じもするし。
子どもの人生は子どものもの、
だけれども親は責任があるし
選択肢は提示してあげたいなと
そんな風に思います。
そもそも子どもにとっての
幸せとか成功って何だろう?
っていう話ですよね…!
それを置いてきぼりにして
勉強!受験!というのは
ちょっと酷なのかな…?と。
「親の課金ゲーム」とも言われる受験戦争
ドラマに出てくる受験コーディネーターは
年間一括3000万円という設定です。
めちゃくちゃ高額ですよね…!
でも、、
確実に合格させる、
というすごい実績があったら
現実でも頼む人はいそう…
実際、中学受験の段階でさえ
夏期講習だけで100万円なんて話も耳にします。
某受験に強い塾の費用は
年間で100万円越えは普通…
大学の学費並みか、
それ以上の投資ですよね。
小学校3・4年生くらいからとなると
3年間とか払うので受験が終わるころには
軽く300万円くらいかかる計算です。
早い子は小学校1年生、2年生から
そういった塾に行きますからね…!
もっとかも…!
自分たちの時代よりも値上がりしているなぁと。
少子化なのでコレも当たり前の流れなんでしょうかね。
となると、
受験・子どもの教育というのは
「親の課金ゲーム」なんて言われるのも
納得だなと思います。
お金を掛けられることは
大変幸せなことなんだと思うんです。
でも、
受験生である子どもの心が壊れたり、
兄弟児がグレてしまったり、
親子関係が崩壊してしまうのだとしたら…
本末転倒な気も…します。
子育てに正解はない、
と思うので子も親も納得した選択をしていきたいですね…!
最近は、受験が試験よりも
推薦(小論文)の比率が増えているとか…!?
なので、受験の方法というのも
アップデートしながら
上手に対策していきたいですね。
「誰が彼女を殺したか」
スカイキャッスルの物語の始まりの事件、
それは受験に合格した子どもの母親が自殺するというもの。
超高額な受験コーディネーターの助けもあり
志望校に合格したものの、、
「親を地獄に突き落としたい…」
という気持ちにさえさせてしまうような
憎悪が芽生えていたんですね。
そして本当に母親が自殺してしまった。
また、今まさに受験を控えていて
同じ受験コーディネーターに
依頼している家庭も崩壊寸前…
新たな犠牲者(死者)まで出して。
細かいことは書きませんが…
受験コーディネーター自身も
心に闇を抱えていたんですよね。
受験を押し付けられた子どもが
大人になっても引きずるような
苦しい思い、悲しみ、憎しみが描かれています。
受験に合格すれば終わり、
というわけでもないのだと。
この悲しみや憎しみは連鎖するのだと、、
考えさせられます。
ドラマに何度も登場する
「誰が彼女を殺したか」
この答えはとても難しいですね。
スカイキャッスルという
小さな集合体だけの話では済まないし、
いまの受験に関わる人たちだけの話でもない。
社会構造や、人を評価・判断することが
根っこにあるのだと感じました。
学歴至上主義、
貧富の差、
格差社会、、
勉強・成績だけで人の価値を決めるのか?
学歴で評価・判断されることの危うさも
あるのかもしれません。
大人はどうでしょうか?
人を評価・判断する指標はひとつなのか?
そもそも人が人を評価・判断するってどうなんでしょうか?
もちろん、
何かの指標があったり
数値で判断できると
色んなことがスムーズかつ
公平性を持たせられる
という便利さがあるのも事実だと思います。
コーチングの関係性には
「クライアントを評価・判断しない」
という特徴があります。
だからコーチはフラットな在り方でいる必要があるし
そのために訓練してきているんですね。
そんなコーチという職業の身からすると、
すごく苦しいなと感じました…!
あまりに評価・判断の目に晒され続けると
人は自信を失ったり、
自分らしくいられなくなってしまうんですよね。
それは大人に限らず、
小学生や中学生、高校生などの未成年でも同じです。
勉強は、成績という
目に見えやすいカタチで結果が出ますよね。
そうすると、
親は子どもを評価・判断の目で
見るようになってしまいがちです。
私自身もそれは体験しています。
小学生になる前までは、
成績なんてものは無かったから
子どもがただ健康なだけで
目の前で笑ってくれるだけで親も幸せだったはずなのに…
いつしか満足いかなくなっていくんでしょうね…
もっと!勉強できるでしょ?
もっと!イイ学校に行けるでしょ?
私たちの子なんだから、と。
そりゃ勉強ができたり、
成績がイイに越したことはないと思います。
でも、親の自己満足に
子どもを使ってはいけないよな
と改めて考えさせられました。
時代も変わっていきますし、
「学歴が高ければ安心」
というわけでもなくなってきていると思います。
そのあたりの価値観もアップデートしながら
子育てに向き合っていきたいです。
まとめ:スカイキャッスルは親の在り方を問うドラマ
「キャスト豪華だし見てみるかー」
くらいの軽い気持ちで観たドラマでしたが
なかなか考えさせられました。
うちはまだ子どもの受験を経験していませんし
本当の意味では分かっていないことも多いと思います。
でも、子どもとの関わり方、
つまりは親の在り方を問われている作品だなと
インパクト大でした。
親自身も、子どもも、
「何を大事に生きていきたいのか?」
自己理解を深め、
親子で折り合いを付けながら
良い選択をしていけたらと思いました。
家族の悩みを話せる人がいない…
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