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【面接対策】3年後5年後10年後の自分・ビジョンを聞かれたときどう回答する?

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こんにちは、あるいはこんばんは!
パーソナルコーチ・動画クリエイターの
長野佐友里(@sayuricoaching)です。

3年後のビジョンはなんですか?

 

5年後の自分についてどう考えますか?

 

10年後のビジョンを教えてください

 

新卒採用の面接や、第二新卒含む転職の際の面接でも
このようなことを聞かれることがありますよね。

 

まだ就職していないor就職して間もないのに…
数年後にどんな風に働いているかとか、
キャリアプランなんて言われても分からないですよ、、

 

と思うのは普通のこと。

 

面接と違い何でも話せるコーチングセッションの場でさえも、
大学生の方でこのような質問にパッと答えられる方には
いまのところ会ったことがありません。

 

かなり難しい質問だなと思います。

私自身、特に学生の頃は面接が超苦手でした…
対策本を読んで回答を暗記して面接に臨んだのをよく覚えています。

 

そういう手もあるっちゃあるけど、、
もう少し自然体で話せたら良かったなと思うので
これから面接に臨む方の参考になれば嬉しいです!

 

面接官がビジョンを聞く理由3選

どうしてこんなに答えづらい質問をするのか…?
一言でいえば「ミスマッチを防ぐため」ですね。

恋愛に例えると分かりやすいでしょうか。

 

 

就職と恋愛(お見合い)は似ていると思うんですよ。
結局はマッチングなので。

 

好きな人・気になる人がいて付き合いたい!と思ったときに告白しますよね。
(エントリーして面接に進む)
そこで自己アピールをしつつ、相手の気持ちも確認します。
(面接でのやり取り)

告白した側は、相手の返事を待つのみ。
(面接の結果待ち)

OKなら付き合うし、NGならそこで終わりです。
(面接に通って入社orお祈りされて終了)

 

こんなイメージも持ちつつ、
面接時にビジョンを確認する理由を一緒にみていきましょう!

 

志望度を知りたい

 

直接、志望動機や志望度を確認する質問もありますね。

 

「志望動機はなんですか?」
「弊社は志望度で言うと、何番目ですか?」

 

など。

 

しかし、これらの質問に対しては回答を用意しているケースが多いので
本音が見えにくい質問とも言えます。

 

だって、志望度で正直に「3番目です」とか答える人はほとんどいないじゃないですか。
恋愛に例えてみると「私のこと好きって言うけど何番目?」って聞かれて「う~ん3番目かな」とか言ったらアウトでしょう?だから誰だって「1番です」と答えるわけで。

 

本当の志望度を知るために
わざわざ”ビジョン”というかたちで質問するという意図があるのです。

 

あなたのビジョンのなかに弊社の存在があるのか?

 

という角度から見られているんですね。
恋愛に例えると、

 

「私の未来にあなたはいない」

 

みたいな別れ話よくあるじゃないですか?
この先も一緒にいる未来“が想像出来なくて別れるんですよね。
あれです。あれを確認されているわけですね。

 

入社するからには長く働いて欲しいと思っているので、
そういった未来に対する意思の確認とも言えます。
それは、本気度であり「志望度」なんだという解釈です。

 

そりゃ複数の応募があるなら、
少しでも自社のことを好き
という気持ちが強い方を採用したいですもんね!

採用はなかなかコストのかかることですし
長く付き合っていく前提
ビジョンを聞いているわけですね!

 

自社との相性・価値観を見たい

 

ビジョンには価値観が大きく反映されると考えます。
どんな選択にも価値観が関わるし、
その選択の積み重ねが”未来=ビジョン”だからです。

 

 

価値観(かちかん、英: sense of values)とは、何に価値があると認めるかに関する考え方
価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。
ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。

Wikipediaより抜粋

 

 

価値観は人によってかなり違い、多様なので、
マッチングのうえで確認したい重要事項です。

 

これまた恋愛に例えると、
離婚の理由堂々の第一位は「性格の不一致」だという事実が分かりやすいかと思います。
“性格”って、つまり”価値観”だと思うんですよね。

 

誰しもが自分の価値観を尊重して生きたいと思っているので
価値観が合わないとお互いを尊重しづらいことに繋がってしまいます。

 

これは企業と従業員でも同じこと。
価値観が完全一致するということはなくとも
ある程度重なる部分がないと、お互い苦しい結果になるので避けたいわけですね。

仕事において、どんな価値観を持っているのか?
ということから相性が見えてくる。
これも長いお付き合いを考えるなら必要な要素です。

 

入社後のイメージを膨らませたい

 

志望度のところでもお伝えしました、

 

ビジョンの中に弊社の存在があるのか?

 

というのは、入社後のイメージを膨らませる内容でもあります。

 

これも恋愛に例えてみると、
気になる方とお見合いしたとしたら
「いつ結婚するつもりがあるのか」と「子どもを持ちたいかどうか」は
必須確認事項ですよね。

 

この質問でお付き合いした後のイメージを膨らませているわけです。
この人と付き合ったら、自分の未来がどうなるのか?に関心がある状態。

 

会社も同じで
「この人が入社したらどんなポジションで活躍してくれるだろう」とか
「あの部署でこんな業務をやってくれそうだな」とか
そういった具体的なイメージを持ちたいんですよね。

相手と自分が一緒になると、
何が出来て、何をするのかな?みたいなことですね。
これを少しでも明確に想像するための質問が”ビジョン”というわけです。

 

3年後5年後10年後のビジョンを考えてみよう

 

そもそも、ビジョンはビジョンであって
「こうならなければならない像」ではないので
あまり固く考える必要はないということをお伝えしたいです。

 

それに、誰しもが明確なキャリアプランを描けるわけがないことは
面接官も知っているはずです。

 

なので「こういうビジョンを作らねば」というより
等身大のあなたをしっかり表現することが大事だと思います。

 

ビジョンに正解はないですが、適当に面接に臨めばいいというわけではないです。
ちゃんと自分のいまの状態を知り、そのうえで回答すればしっかり伝わります!

面接官がビジョンを聞く理由が見えてくると
何が知りたいのか?も想像しやすいですね!
そこにフィットした回答を意識しつつビジョンを考えていきましょう~

3年後の自分を考えるコツ

3年後どんな自分でいたいですか?

 

…分からないって言ってんだろー!!
なんて声が聞こえてきそうですが。。

 

例えば
「家から毎日片道2時間かけて通って、人間関係も悪くて居心地の悪い職場で働いている」
“3年後の自分”だったらどうですか?

 

嫌、、ですよね?

 

これは嫌だな…と明確に思う、
ということは逆説的に考えると
何かしらの理想を持っているはず」ということになります。

 

3年後なので、割と近い将来です。
あなたの志望職種に当てはめて考えてみて欲しいのは
「何をしているときに喜びを感じるか?」
「どんな環境で働けたら自分を最大限発揮できそうか?」
です。

 

 

(例)何をしているときに喜びを感じるか?

  • チームメンバーと共にプロジェクトを遂行しているとき
  • 営業の数字を追って達成しているとき
  • 自分の制作したプロダクトが世に出て影響を与えているとき etc…

 

 

(例)どんな環境で働けたら自分を最大限発揮できそうか?

  • 落ち着いて自分のペースで作業できる環境
  • 仲間と切磋琢磨して高めあえる環境
  • 様々な新しいものに触れ刺激を感じながら成長できる環境 etc…

 

 

それらが、エントリーする企業の理念やサービス内容と重なる箇所はあるか?

 

企業のホームページに書かれている情報で分かればチェックしておきたいですね。
もしWebだけでは分からないのであればOB訪問などしても良いかもしれません。

職種の志望理由もそもそも曖昧で…
というケースもあると思いますが、
それでも何かしら良いなと思うポイントがあったはず。
上記の2つの問いに対する回答を考えてみてくださいね!

5年後の自分を考えるコツ

5年経ってくると、少しポジションにも変化があってもおかしくない頃です。

 

ここで企業側が期待すること・知りたいことは
マネジメント側に興味があるのかどうか?
が大きいと考えられます。

 

つまり部下を持っている可能性が出てくる時期なので、
人の教育だとかチームマネジメントの適正・やる気を把握したい。

 

ここで面接官に伝えたいのは、
あなたがどんな経験をしてきて、それによってどう感じていて
マネジメントに興味があるのか?ないのか?
というところです。

 

例えば、よくあるのは部活でキャプテンやってました!というような経験。

 

チームをまとめるのにどんな工夫をしてきたのか?
後輩とどんな関りをしてきたのか?
それらによってチームはどうなって、あなたはどう感じたのか?

 

キャプテンなどまとめ役の経験がない場合には、
サポーターとしてどんな振る舞いをしてきたのか?
など視点を変えてアピール可能です。

 

とにかく企業は組織なので、
組織・チームのなかでどんな役割を担いたいと思っているのか?
実際にどんな経験をしたことがあるのか?
を伝えることで企業側は判断しやすくなりますよね。

実際のお仕事、ではなくとも
あなたの今までの経験が活きてくる!
応募している仕事とリンクする部分を見つけてくださいね!

 

10年後の自分を考えるコツ

10年後は誰にも分からないですよね。
だからこそ、思い切り夢・理想を語って良いところだと考えます。

 

いまの企業の状況を踏まえたうえで、
自分はこんな風に仕事をしていたい!!
と本心で語れれば大丈夫。

 

まだ学生だし、、とか
自分には無理な気がするけど、、とか
遠慮はいりません!!

 

可能性を信じているかどうか?
は大きなポイントになります。

 

だって「どうせ無理」と思っている人を採用したくないですよね?
「出来る!頑張ろう!」という前向きな人を採用したいと思うのが自然です。

 

とは言え、10年後の自分ってやはり難しい質問…!
なので人生の棚卸をしてみるのはいかがでしょうか。

 

シンプルに時系列で遡って振り返るのも良いですが、
人生曲線もひとつの手段としてどうぞ!

 

★人生曲線を使った自己分析で、自分の価値観や傾向を知ることが出来て
ビジョンを考えるうえで役立つのでこちらもおススメです!!

ここでもあなたは経験から何を学んだのか?
をチェックして欲しいところです。
理由や根拠に繋がるかたちでストーリーとして伝えられたら最高ですね!

面接でどう回答するべきか

面接でビジョンを聞かれる理由、
自分自身のビジョンについて考えてきました。
では、実際どう伝えていくのか?
あなたに合ったヒントが見つかれば幸いです!

ビジョンを明確に言語化しておくこと

しつこいようですが、、3年後・5年後・10年後それぞれ
ビジョンは言語化しておきましょう

 

ビジョンと言うと、大それたことのように感じるかもしれませんが
あなたにとっての理想の状態だと思ってもらえればOKです。

 

言語化出来ていないと、明確に誰かに伝えることは出来ません。
自分の頭のなかのイメージだけで終わってしまいます。

なかなか骨の折れる作業かもしれません。
簡単にぱっと出てくるものではないけれど
自分の将来について真剣に考える良い機会です!

 

是非とも丁寧に言語化してみてください!

面接官も社員であることを忘れない

人数の少ない企業ですと、いきなり社長の面接というケースもありますが
ほとんどの場合、面接官もいち社員です。

 

何が言いたいかと言うと、
「面接官も仕事の一部として採用面接をしていて、
上司やら社長やらに報告する立場でもある」
ということです。

 

つまり、この面接を通すか?通さないか?を決めるのは
その場にいる面接官だけとは限らないんですよね。

 

だから、面接官が報告しやすい回答をいかに出せるか?はとても重要です。
面接官が上長にプッシュしてくれるのが一番効率が良いですからね。

 

 

また恋愛に例えてみると、、
お見合い相手とコミュニケーションを重ねた結果、
結婚したいなと感じているとしましょう。

 

相手も結婚したいと考えてくれている状況で
説得・納得させなければならないのは”親”ですね。

 

そうなれば、
お見合い相手との結婚がどんなにいいものなのか?
相手の魅力(分かりやすいのは年収とか)や、相手との相性などを
親にアピールすることでしょう。

 

 

企業の採用面接も同じです。
目の前の相手(面接官)と仲良くなったり、
良い関係を築くことはもちろん大事なのですが
その先があることも頭の片隅にでも置いておきたいところです。

極端な話、面接官が数か月後には退職している可能性すらあります。
いち社員でしかないので、普通に転職もしますからね。
そう思うと少し緊張もほぐれそうじゃないですか?

うまく話す必要はない

私自身がそうだったのですが、、
面接でうまく回答しよう!とか
上手に話そうと思っても、面接はうまくいかないんですよね。

 

面接対策として
しっかり回答を考え用意することは悪いことではありません。
しかし、対策してきた回答だなというのはすぐに分かります。

 

面接官もバカではないですし、たくさんの人の面接をしてきているので
本当に心から話しているかどうかくらい見抜かれてしまう。
瞬時にバレるので、作ってもあまり意味がないと考えます。

 

それよりも「正直」に話すことの方が大事
等身大のあなたをどれだけ表現出来るか?にかかっているんですよ。

 

大きくみせたくなるのも分かるのですが、
それはミスマッチに繋がるし誰も幸せになりません…!

最終的に人同士のマッチングなので
人柄を見られることになります。
ここで偽るとお互い後が大変なので、、
本当の自分を出すようにしたいですね!

逆に質問してみる

これはよく面接対策で書かれているかもしれませんね。
やる気アピールにもなるから、とか。

 

それも狙えるのですが、
すごく本質的な話として「相手に興味を持つ」ことは
信頼関係に直結する
ので大切にした方が良いです。

 

また恋愛に例えてみたいのですが、
「あなたと付き合いたいんです!」と言い寄ってくる異性がいたとします。

 

やたらと自分のアピールばかり、
確かにすごいスペックで申し分ないんだけど、、
私の話を聞いているようには思えないし…
私のこと知らないくせに何好きとか言っちゃってんの!?

 

みたいなことになりかねないんですよね。
一方的なコミュニケーションは相手との信頼関係を構築しづらい

 

という事で、信頼関係構築の意味も込めて質問はおすすめです!

 

こちらから質問する場合には
知りたいこと&質問の意図が伝わるように聞いてみましょう!

 

 

<例>

  • 私は将来、子どもが欲しいと思っているのですが御社では産育休を取得されている方はどのくらいいますか?
  • この業務に携わりたいと思っているのですが、いまから準備した方が良いことはありますか?
  • このサービスが社会で注目を集めていますが、御社としてはどう考えていらっしゃるのですか?

 

※Web上で確認可能な内容についての質問は「調べてないな」という印象を与え逆効果なので、しっかり企業研究しておきましょう!

面接は入社出来るかどうか?
の分かれ道ではありますが、
信頼関係構築の第一歩でもあります。

 

入社するとなったら、また面接官と関わるわけですからね!
コミュニケーションを楽しめたら良いですね

 

まとめ:面接でビジョンを聞かれたときの回答

 

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます!

 

 

面接官がビジョンを聞く理由3選

  • 志望度を知りたい
  • 自社との相性・価値観を見たい
  • 入社後のイメージを膨らませたい

 

 

3年後5年後10年後のビジョンを考える

  • 「何をしているときに喜びを感じるか?」「どんな環境で働けたら自分を最大限発揮出来そうか?」
  • マネジメント側に興味があるか?
  • 可能性を信じているかどうか?人生曲線で棚卸もおススメ!

 

 

面接での回答

  • ビジョンを明確に言語化しておく
  • 面接官も社員である
  • 上手く話す必要はない
  • こちらからも質問する

 

 

面接でビジョンを聞かれても大丈夫そうだな!
と思ってもらえていたら嬉しいです。
★まだ不安な方には、、こちらのビジョンシートもおススメです

 

あなたの望みが実現する一歩になりますように!!

ビジョンも含め、面接の前に
誰かに話してみるのもおススメです!
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この記事を書いた人

ながのさゆり

パーソナルコーチ・心メンテナンスの専門家。
つい何でも話してしまう安心感に定評がある。
20年以上に渡り、存在感・在り方について研究してきた。過去の自分と同じように苦しい気持ちを抱えている人に届けたいという想いで、ノウハウや日常に活かせる心理学を発信中。
RabbitSpace代表|米国CTI認定CPCC®

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