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経営者をはじめとするビジネスマンの頭の中を言語化する必要性と方法3選

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言語化ってそもそもどうすれば良いの?

 

言語化のメリットや効果は?

 

と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

 

経営者、リーダー、メンバー…
それぞれビジネスマンは
頭の中を定期的に言語化する必要性ありです。

 

その効果、方法について紹介していきます。

できてると思っても
意外と出来ていないかも!?
ここもっと言語化しておきたい
って発見に繋がるかもしれませんので
ぜひ最後までお付き合いくださいね。

ビジネスマンの頭の中を言語化する必要性

 

経営者をはじめとするビジネスマンの頭の中を
しっかり言語化する必要性は大きく以下の3点です。

 

  • 意思決定の質とスピードをあげる
  • 円滑なコミュニケーション
  • 組織・チームで同じ方向を向いて動き出す

 

経営者、リーダー、メンバー、
それぞれが頭の中を言語化する必要があり
その意味合いが変わってきます。

 

また、
組織も、事業も、環境も日々変化していきますし
自分自身の感情や価値観も揺れるので
定期的に頭の中を言語化する必要があります

 

経営者はビジョンの明確化

経営者は特にビジョンの明確化が大切です。

 

どんな価値を社会に提供したいのか?
ということです。

 

いわゆる
カッコいいキャッチコピーを作ろう!
ということではないんですよね。

 

一緒に活動する仲間をはじめとする関係者、
つまりステークホルダーに
その価値が伝われば良いんです。

 

経営者という立場上、
意思決定が多いので
絡み合った問題・状況を整理して
クリアに認知する必要があります。

 

まずは混ざりあってしまう
感情と事実を切り離して考える…!

 

そこでもビジョンが明確になっていることは
とても効率が良いですね。

 

また、ビジョンが明確になると
おのずと必要な人材も見えてくるというもの。

 

「ビジョンに共感してくれる人」
ではなくて、活動を共にしたい人物像が
もっと具体的な言葉で表現できます。

 

採用においても、
どんな人が欲しいのか?
明確になっていないと
いい人材とは巡り合えないですよね。

 

これは恋愛・婚活で
「優しい人がいい」と言っていても
なかなかうまくいかないのと同じ。
(人によって解釈が違いますから)

 

どんな価値を提供していきたいのか?
明確に言語化していくと
意思決定にも採用にもいい影響が期待できます。

 

ビジョンとは?経営理念との違い、重要性と浸透させる方法を解説

リーダーはメンバーのやる事を明確化

リーダー・マネジメント層は
メンバーがやるべき事を明確にするのが大切です。
※経営者自身も含まれるケースあり

 

「いやいや、メンバーは
自分のやる事考えて
自走するべきでしょ!」
という声が聞こえてきそうです。

 

確かに、自走して欲しい
と願うマネージャーが多いと思います。
それは自然な感情だと思います。

 

でも、人によってフェーズがあります。
メンバーの経験値や
チームによってはそれは無理難題かもしれません。

 

新しい仕事、新しいチームに慣れるのは
誰だって時間がかかりますしね…!

 

例えば、あるあるなのですが
「これいい感じにやっといて」という
指示をされて困ったというケース。

 

そもそも「いい感じにやっといて」では
期待する結果が得られるわけがないんです。

 

マネージャーの言う「いい感じ」が
メンバーには何なのか分からないから。

 

※この「いい感じ」が分かるのだとしたら
メンバーはもうマネジメント層になれるレベルなのではないでしょうか。
自走できるならきっとリーダーになっているのではないでしょうか。

 

伝える側が、
頭の中を丁寧に言語化することで
初めて相手に伝えることができる。

 

だから、効率よく期待する結果を得るため
リーダーの頭の中を言語化する必要があるんですね。

 

ひとりひとりのやる事、
チーム全体でやる事、
どちらも明確化しておけると安心です。

 

リーダー・マネージャーは
チーム・組織の監督のつもりで
役割をしっかり割り振ることが大事なんですね。

 

例えば、
サッカーの監督だとしましょう。

 

どの選手を、どのポジションにするのか、
どのタイミングで選手を出すのか、
そういったことをコントロールするのが監督ですよね。

 

リーダー・マネージャーも同じです。
「自分たちでうまくやって」と投げるよりも
リーダーが見極めて割り振る

 

そのために明確化がとても大事です。

 

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メンバーは報告のための言語化

メンバーは分からない事や
進捗などを報告するために言語化が大切です。

 

これはリーダー・マネージャーに対してだけでなく
メンバー間コミュニケーションでも
必要になってきます。

 

新人のころは
分からないことが何なのか分からない
くらいのこともあるある…!

 

それでも自分の状況・進捗をシェアすることは
大事なので明確化する必要があります。

 

徐々に自分で調べたり解決できることが
増えていきますからね。

それぞれ、どのポジションでも
頭の中を言語化するのって
めちゃくちゃ大事
ですよね…!

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頭の中を言語化する方法3選

 

頭の中を言語化する必要性が見えてきたところで
実際に明確にする方法を3つご紹介します。

 

①ブレインダンプ

ブレインダンプとは、
頭の中にある思考や感情、アイデアなどを
判断や整理をせずに全て書き出す思考整理法です。

 

※メンバー同士でのブレインストーミング(ブレスト)も良いですね!

 

頭の中を整理するだけでなく、
集中力や生産性を高める効果も期待できます。

 

紙に手書きでも良いですし
マインドマップなどを活用して
デジタルで共有できるようなかたちも良いかもしれません。

 

目安は20~30分。
時間を確保して実行したいですね。

 

②「どうしたらできる?」を繰り返す

前述の「いい感じにやっといて」というような
ケースを明確にするときに活用したいのが

 

どうしたら(実現)できる?」を繰り返し
回答を出していく方法です。

 

よく「なぜ?(Why?)」を繰りかえすという方法があります。

 

なぜ?で明確になる場合もあると思うのですが
「どうしたらできる?」という方法も
引き出しとして持っておくと便利かなと思います。

 

例えば、私自身も経験があるのですが
(社長直下で働いていたときです)
「いい感じにやっておいて」と言われて困ったことがあります。

 

本来は指示をする側が明確にして言葉で伝えてくれるのが
一番なのですが、この方法なら指示される側からも
アプローチが可能になります。

 

ある画像を作成するのに「いい感じに」と言われて
正直かなり困りました…!

 

とりあえず出来るものを出して
フィードバックをもらいながら修正するしかないな…
と思ったのをよく覚えています。

 

そして、結局「いい感じ」ではなく
何度もやり取りを繰り返し
結果的に時間がかかったので
「できないヤツだな」と評価されたと思います。

 

今思えば「いい感じに」と言われたときに
「この画像をいい感じに仕上げるために、何を用意したらできますか?
と聞けたら良かったなと思います。

 

このように聞けたのなら

  • 〇〇のサイトの画像を参考にしたらできるよ
  • フォントは△△で、色味は□□にするとできるよ
  • ××さんが素材持っているからもらって

などの回答がもらえたかもしれません。

 

と、
これは指示された側が聞いた場合です。

 

指示する側が指示する前に
どうしたら(実現)できる?」を繰り返し言語化していたら、
もっと明確に指示できるはず。

 

  • 〇〇のサイトの画像を参考にしたらできるよ
  • このサイトで△△っていうキーワードで絞り込んでみて
  • 絞り込むキーワードを見つけるにはこの本が役に立つと思うよ

 

ここまで段階的に手順を言語化出来ていれば、
メンバーは時間さえあれば
自分ひとりでも色々と考えながら進められるかもしれません。

 

結果的に、手戻りが少なく
リーダー・マネージャー側の手間や工数も減らせて
スムーズに事が進むのではないでしょうか。

 

ということで、
どうしたら(実現)できる?
と繰り返し言語化しておくことで
お互いが気持ちよく進んでいけると思います。

 

③コーチングを受ける

コーチングは
クライアントのテーマに沿って対話をする時間。

 

まさに、頭の中を言語化しながら話す
ということになります。

 

話がまとまっている必要なし!

 

まずはテーマについて
思っていること、感じていることを
どんどん口に出していくイメージです。

 

例えば、
部下に資料作成を頼んでもなかなか良いものがあがってこない…
ということに困っていてテーマにしたとしましょう。

 

その場合、

  • 全然使えないレベルの成果物があがってくる
  • 時間もかかるし質問もしてこない
  • もう任せられないかもしれない

というような本音が見えてくる。

 

では、どうしていきたいのか?

 

もっと自走出来るようになって活躍して欲しい
なのか、はたまた
異動で違う人材を入れたいのか。

 

こういったことを言葉にし、
考えていることを明確にしていきます。

 

前者で「もっと活躍して欲しい」と感じているなら
より明確に指示することが必要かも、などと
次の打ち手が見えてくることもあります。

 

こういった頭の中の言語化は
コーチングだと自然な対話のなかで行われるので
とてもスムーズでスピード感を持って進めることができます。

 

ひとりで取り組むよりも
新たな視点に気づけたりという発見にも繋がるので
楽しさもありますよ!

思わぬ本音に気づいて
意外な行動をしていくことも

これがコーチングの面白さで、
人生を大きく変えていくパワーがあります。

コーチングとは?言い換え・意味・やり方・役割・具体的活用法を解説

まとめ:言語化で組織はぐっと動き出す

 

経営者をはじめとするビジネスマンは
漏れなく頭の中を言語化する必要があります。

 

  • 意思決定の質とスピードをあげる
  • 円滑なコミュニケーション
  • 組織・チームで同じ方向を向いて動き出す

 

それぞれのポジションにおいて
しっかりと言語化していけると
このように大きなメリットがあるということです。

 

組織は人、人と人はコミュニケーションが必須です。

 

お互いの頭の中を言語化することを怠らず、
伝える努力を続けていけたらと思います。

 

完全には分かり合えないからこそ、
歩み寄る姿勢は忘れないようにしたいですよね!

子育てをしていても
親は頭の中を言語化する必要があるな
思わされるシーンが多いです…!
丁寧に言葉にすることで
円滑なコミュニケーションに繋がると感じます。

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この記事を書いた人

ながのさゆり

パーソナルコーチ・心メンテナンスの専門家。
つい何でも話してしまう安心感に定評がある。
20年以上に渡り、存在感・在り方について研究してきた。過去の自分と同じように苦しい気持ちを抱えている人に届けたいという想いで、ノウハウや日常に活かせる心理学を発信中。
RabbitSpace代表|米国CTI認定CPCC®

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