【心理学】カタルシス効果って?ビジネスや恋愛のわかりやすい例で解説
「カタルシス効果って何?」
「どんなときに役立つの?活用方法は?」
仕事でも恋愛でも役立つカタルシス効果。
わかりやすい例とともに解説していきます。
逆効果になってしまうケースも
原因・理由知ることで対策できるはず!
ぜひ最後までお付き合いくださいね!
カウンセリングについて
勉強したとき
まず出会ったのが
「カタルシス効果」でした。
すごく大事なことなので
一緒に見ていきましょう!
目次
カタルシス効果とは
カタルシス(古希: κάθαρση、英: catharsis)とは、
哲学および心理学において精神の「浄化」を意味する。
アリストテレスが著書『詩学』中の悲劇論に、「悲劇が観客の心に怖れ(ポボス)と憐れみ(エレオス)の感情を呼び起こすことで精神を浄化する効果」として書き著して以降使われるようになったが、アリストテレス自身は演劇学用語として使った。
カタルシス効果とは、
簡単に言うと
感情の解放や浄化を通じて
心理的なストレスや緊張を軽減する現象です。
毒吐きによって癒されるとも言えますね!
<カタルシス効果に関する論文も参考になります!>
何となく感覚的には分かっているものの…
やはり溜め込むのは良くなさそうですよね!
カタルシス効果のわかりやすい例
<カタルシス効果の具体例①:同僚との愚痴大会>
忙しいプロジェクトが続き、
ストレスが溜まっている状態で、
同僚とランチタイムに集まり、
お互いの愚痴や不満を話す!
この過程で、
共感や理解を得られることで、
ストレスが軽減されます。
<カタルシス効果の具体例②:ストレス発散する活動>
- 仕事の後にジムで汗を流す
- カラオケで大声で歌う
- 好きなものを食べる
などの活動を通じて、
日中に溜まったストレスを発散することで、
心身ともにリフレッシュします。
<カタルシス効果の具体例③:映画や音楽を楽しむ>
感動的な映画を観たり、
感情に訴える音楽を聴いたりすることで、
涙を流したり(涙活)
いつもとは違う感情を味わう。
これにより、心が浄化され、
ストレスが軽減される。
感情を押し殺さないのがポイント!
意識的に感情を表現する場を作ることが、
心理的な健康を保つ鍵です。
カタルシスの対義語
カタルシス(感情の浄化や解放)の
対義語は複数考えられます。
これらを知ることで、
よりカタルシスについての理解が深まるので
一緒にみていきましょう!
①フラストレーション
フラストレーション(frustration)とは、欲求が何らかの障害によって阻止され、満足されない状態にあること。またその結果生じる不快な緊張や不安と不満。「欲求不満」「欲求阻止」「要求不満」「要求阻止」などと訳される。
②抑圧
抑圧(よくあつ、英: repression 独: Verdrängung)とは、自我を脅かす願望や衝動を意識から締め出して意識下に押し留めることであり、またそれが意識されないままそれらを保持している状態とされる。精神分析において想定される自我の防衛機制のうち、最も基本的なものと考えられている。
③ジレンマ
ジレンマ、ディレンマ (ギリシア語: δί-λημμα、英語: dilemma) とは、
- ある問題に対して2つの選択肢が存在し、そのどちらを選んでも何らかの不利益があり、態度を決めかねる状態。心の葛藤(英語版)。
- 哲学や議論、修辞学の分野において前提を受け入れると2つの選択肢の導く結論がともに受け入れがたいものになることを示す論法。日本語では両刀論法ともいう。
上記のいずれかを指す。
外部に表現しない、
隠そうとする、
どれも「解放」とは
無縁の印象を受けますね…!
すごく窮屈で苦しい感じがします。
カタルシス効果の活用方法5選
心にとって大切な
カタルシス効果の活用方法も
一緒に見ていきましょう!
①クリエイティブな活動に参加すること
クリエイティブな活動と言っても
様々な活動があります。
- 絵を描く・アート
- 楽器を演奏する
- 歌を歌う
- 詩や小説を書く
- 動画制作
自分の感情を深く探究し、
湧いてくる感情や想いを
アートとして創造的に表現することは
心の解放に繋がります。
音楽や絵・動画などを通じて
解放していくという手段です。
②マインドフルネス(瞑想)や気持ちを表現すること
現在の瞬間に意識を集中させることで、
自分の感情を客観的に観察し、
適切に解放することができるのが
マインドフルネス(瞑想)です。
また「書く瞑想」とも言われる
ジャーナリングや日記を書くことでも
カタルシス効果を得られます。
日々の出来事や感じたことを日記に書くことで、
内に溜まった感情を言語化し
解放することに繋がるからです。
③身体を動かすこと
ジョギング、ヨガ、ダンスなどの
身体を動かす活動は、
ストレスを解消し
感情を発散するのに効果的です。
また、
チームスポーツや個人スポーツを通じて、
競争心や達成感を得ることでも
ストレスを解消できます。
運動不足解消にもなって
一石二鳥ですね!
④感情を引き出すメディアを利用すること
感情を引き出すメディアも
様々なものがあります。
- 映画やドラマ
- 音楽
- 小説などの物語
- 漫画やアニメ
共感や感情を揺さぶるメディアに触れると
涙を流したり感動したりして
感情を解放することができます。
また、自身の内面の感情が引き出され
解放されることにも繋がります。
ドキドキワクワクという体験も
涙を流してしまうような涙活にも
メディアを活用できますね!
⑤カウンセリングやコーチング
信頼できる人に話すことで
共感を得たり応援されたりして
気持ちがスッと軽くなります。
カウンセリングやコーチングは
感情を解放することが前提にあるので
安心して解放できる場です。
1対1でのサポートはもちろん、
同じような悩みを持った人のグループで
感情を表現することも
ストレス軽減に繋がります。
私のコーチングでは
涙を流される方も多いです。
私自身もコーチングを受けていて
涙することが多々…!
感情を解放するのって
とても大事なことです。
カタルシス効果が逆効果になってしまう理由・原因3選
ちょっとした意識で
日常に気軽に取り入れられる
カタルシス効果ですが、
逆効果になってしまうケースもあるので
一緒にみていきましょう!
①感情の過度な表現
怒りや悲しみを強く表現しすぎて、
周囲の人々や自分自身を傷つける場合があります。
強い感情を適切にコントロールできず、
暴言や暴力に発展することで起きます。
また、自己破壊的な行動(過度の飲酒や暴飲暴食)
によってストレスを解消しようとして
健康を害するというケースも。
感情を解放するための方法が
身体的・精神的に不健康であると、
長期的には逆効果となり、
問題が悪化することがあるということ。
一時的な逃避になってしまうと
根本的なストレス源が解消されず、
問題が繰り返されてしまので
本質的な解決に目を向けたいですね。
②ネガティブな感情の強化
過去のネガティブな出来事を繰り返し思い出し、
話すことで、その感情がより強固になり
ストレスが増大することがあります。
また、
周囲からの共感やサポートが得られず
孤独感が増すことで、
感情がさらに悪化するケースも。
ストレスが増大する前に
孤独を解消したり
気持ちを切り替えていきたいですね!
③不適切な場所や相手への感情表現
感情を表現する場所や
タイミングが不適切であると、
逆に状況が悪化することがあります。
例えば、
職場で上司に対して不満をぶつけた結果
感情を解放してストレスが軽減するよりも
関係が悪化し、
職場環境がさらにストレスフルになるなど。
感情を共有する相手が適切でない場合
(例えば、共感できない、理解が不足している)
逆にトラブルを引き起こす可能性があるんですね。
誰にでもいつでもどこでも
感情を解放すれば良い!
というものでもないんですね。
まとめ:心を開放してもっと自分らしい人生へ
繰り返しになりますが、
感情の解放や浄化を通じて
心理的なストレスや緊張を軽減する現象
をカタルシス効果と言うんですね。
心や感情を解放するのは
時に難しいこともありますが
適切なタイミングや相手・場所を選ぶことで
大きな効果を期待できます。
日頃から心を開放することを習慣にして
メンタルヘルスに意識を持っていたいですね!
そうすることで、
もっともっとあなたらしい人生
になっていくはずです!
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