コーチング、カウンセリング、コンサルティング、ティーチングの違い
コーチングとカウンセリング、
コンサルティングにティーチング…
「どれも似てない?」
「結局違いは何?」
というあなたへ。
それぞれの定義と資格が必要なのかどうかなどと併せて、
プロコーチ目線で解説していきます。
目次
ティーチングとは
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知識・学問・技能などを相手に身につけさせるよう導く。教育する。教授する。「英語を―・える」「イヌに芸を―・える」「学校では三年生を―・えている」
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知っていることを相手に告げ知らせる。「道を―・える」「花の名所を―・える」
-
ものの道理や真実を相手に悟らせて導く。戒める。教訓を与える。「父の生き方に―・えられた」「今回の事件が我々に―・えるところは多い」
ティーチングと言えば、
やはり先生・教師ではないでしょうか。
また”先生”から連想されるのは士業です。
学校の先生であれば教員免許が必要ですよね。
士業なら、弁護士、行政書士、
中小企業診断士、公認会計士、税理士、社労士…
それぞれ国家資格が必要で、
その専門性の高さから有資格者しか行えない「独占業務」を持っています。
先生と生徒、というような
上下関係(師弟関係)が生まれやすいのも特徴かもしれません。
※師弟関係についての記事も良かったら。
ティーチング=教える、というのは
学校・スクールというかたちで
学問的に体系立ててまとまっているイメージが強いですね。
コンサルティングとは
コンサルティング (consulting) とは、企業などの役員(特に経営者が多い)に対して解決策を示し、その発展を助ける業務のこと。または、その業務を行うこと。
「コンサルティング」とは、従来の日本における「顧問」と類似する。
現在コンサルティング企業の業務範囲はまちまちで、問題の発見・提起だけを行う場合もあれば、対策案を実行して成果を出すところからその後の長期的な保守・運用部分まで責務を負う場合もある。
コンサルティングは
ビジネスが絡んでくる(BtoB)ことがほとんどですね(企業、個人事業主問わず)。
分野に特化したノウハウやデータを基に、
仮説を立てて具体的なやり方などの正解へ導きます。
コンサルタントを名乗るのに特に必要な資格はありません。
戦略コンサルと言われるような「やり方を示す」だけで、
実働は企業に任せるというタイプだと
「絵に描いた餅」になることも少なくないようですね
(高額な外部コンサルを導入したのに、、と言う声をちらほら耳にします)。
もちろん素晴らしい成果を上げているケースも多いです!
そして、私が前職でお世話になっていたようなコンサル会社ですと、
リサーチして「やり方を示す」だけでなく一緒に実行していくというパターンも。
むしろコンサル側が主体でプロジェクト運営するケースもありました。
この場合、クライアント事業会社さんのなかにグッと入っていくので
「高級派遣」なんて呼ばれたりもしますよね。
どのように関わるかによって、
コンサルタントとクライアントの関係性に違いがありそうですね。
最近はコンサルティングをするにも
コーチング的な関りをされているケースが増えているようです。
私も基本的にはコーチングを提供していますが、
必要であれば自分の持つ知識ややり方を
お伝えすることもあります!
カウンセリングとは
カウンセリング(counseling)とは、依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のことである。
広義のカウンセリングは、社会・経済・生活の各分野における種々の専門的相談援助行為を指し、例えば、就職関連、法律関連、美容関連、婚姻関連ほか、様々なものが含まれる。
一方、狭義のカウンセリングは、精神心理的な相談援助、すなわち心理カウンセリングを指す。
アドバイスとは異なり、カウンセラーがクライエントに対して明確な解決策を直ちに提示することは原則的にない。これは、カウンセリングという場においてクライエントが自らに向き合い、その作業を通じて新しい理解や洞察に自発的にたどり着き、最終的にカウンセリングが終結した後には、カウンセリングにおける経験を生かしてクライエントが実生活の問題や悩みに主体的に相対して行けるように導くことが、カウンセリングの目的であると同時にカウンセラーの役目であるためであり、心理カウンセリングの際は大切にされる原則である。
カウンセリングと言っても様々なんですね。
ここでは心理カウンセリングについてみてみたいと思います。
心理カウンセラーの資格はとてもたくさんあります!
- 公認心理士
- 臨床心理士
- 認定心理士
- メンタルケア心理士
- メンタル心理カウンセラー
などなど…
取得要件や、国家資格or民間資格など、
それぞれ活用できる場所も変わってきます。
カウンセリングがこのページでご紹介している他と明らかに違うのは
心が「マイナスの状態にいる」人を対象にしていること。
精神科や心療内科といった医療に近い分野ということです。
誰しもメンタルの波がありますし、
誰がいつ精神的に病んでもおかしくない状態とも言えるんですよね。
なので、プロコーチの倫理観として
「クライアントのメンタルが病んでいる場合は、通院を促す必要がある」ケースも頭に入れています。
そのためか、カウンセリング領域も学んでいるコーチもけっこう多いです。
常に白黒ハッキリ出来るわけではなく、
コーチングとややカウンセリングの対象領域を行ったり来たりすることが想定されるので。
また、クライアントとカウンセラーに
上下関係はない場合が多いと思います。
何かアドバイスするというより、
自分自身と向き合ってもらうために関わるので自然とそうなるのかなと。
私自身も(民間資格ではありますが)
心理カウンセラーと
アドラー流メンタルトレーナーという資格を持っています。
学び始めると本当に奥が深くて、、一生勉強です。
コーチングとは
コーチングは、カウンセリングの質問技法の中の未来質問や具体化質問など、狭い領域に絞り込んだ目的思考の質問をビジネスライクに行うことに特徴がある。クライアントに関わり合い、相手に委ねること(コミットメント)が必要とされる。
精神的成長を扱うが、精神衛生は対象ではない。カウンセリングが治療、コンサルティングが「解決策の提示」を目的とするのに対し、コーチングはクライアントが目標を達成することを助ける「支援」を主な目的とする。
コーチングに定まった定義がないため、コーチングとカウンセリングなどの違いといった有効性の範囲と限界をはっきりさせたり、職業倫理を明確にすることが難しいという問題がある。
コーチングについても、様々なコーチや流派が存在します。
資格がなくてもコーチを名乗ることは出来ますし、
コーチングの資格についてもかなり幅広いです
(数日で取得可能なものから1年以上かかるものまで)。
コーチングを大きく2つに分けると、
ビジネスコーチング(エグゼクティブコーチング)と
ライフコーチングだと思います。
ビジネスに特化したコーチングは、
目標達成型とも言われコンサルティングに近いものだと考えます
(ビジネスでの成果≒数字を求める)。
逆にライフコーチングは、
ビジネスに限らず様々なテーマを扱い、
数値目標だけでなく心の充実感や人生の豊かさを目指す傾向があります。
(コーチングの詳細については、こちらも参考にしてください!)
私はコーアクティブコーチング®を基にしており
ライフコーチング派です。
コーチングの特徴のひとつとして、
物事以上に”人”に焦点を当てるというのがあります。
なかなか日常では人に焦点を当てて話すことはないと思いますので、
コーチングは非日常体験になるんですよね!
<コーチングとコンサルティングの違い>
コンサルティングは「型」や「テンプレート」のような
“正解の道しるべ“を用いるケースが多いように感じます。
とても分かりやすく汎用性が高いのが特徴で、
ゴール・目標に到達する時間を短縮してくれるというメリットがあります。
一方で、型にハマらない場合は
ほとんど成果を上げられないという可能性が高いので
ある意味でリスクだと感じます。
特にその型が自分に合っているのか?
判断ができないようなフェーズではよりリスクが高まりますね。
それに比べてコーチングは、
誰にでも当てはまるテンプレートのようなものはなく
目の前の人にフォーカスするアプローチです。
なので、ほとんどの人が成果を実感できる代わりに
やや時間がかかるケースが多い印象があります。
なので、
手早く成果を出したいときはコンサル、
じっくりでも確実に成果に近づきたいときはコーチング、
をそれぞれ活用するのが良いかもしれません。
まとめ:アプローチが違うだけ
コーチング、
カウンセリング、
コンサルティング、
ティーチング…
明確に区別するのはなかなか難しいところもある
というのが本当のところかなと思います。
結局アプローチが違うだけで、
クライアントのより素晴らしい未来を願い関わる
というところは一緒ですね。
ただ、だからと言って全部同じというわけではなく…
自分が受ける側であっても提供する側であっても
よりピンとくるものを選びたいですね!
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