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非認知能力とは?具体的にどんなスキル?重要性は高いの?

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こんにちは、あるいはこんばんは!
パーソナルコーチ・動画クリエイターの
長野佐友里(@sayuricoaching)です。

AI(人工知能)によって49%の仕事が奪われる!?

 

なんて言われて久しいですよね。
そこで無視出来ないのが”非認知能力(EQ)“です。

 

これまでは学歴至上主義とも言われるような
知能・学力が最も評価される風潮がありましたが
それが変わってきているわけですね。

ここでは、非認知能力とは
具体的にどんなスキルなのか?
重要性は高いのか?
伸ばすためにはどうしたらいいのか?
をお伝えしていきます!

 

非認知能力(EQ)と認知能力(IQ)

 

 

<非認知能力(EQ)>

別称・英語表記(Non Cognitive Skill)
テストでは測定できない個人の特性による能力

 

意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった、測定できない個人の特性による能力。学力(認知能力)と対照して用いられる。学術研究によって、非認知能力の高さが学歴や雇用、収入に影響することが明らかになっていることから、幼児教育の分野で注目を集めている。非認知能力は、学力のように1人で身につけられるものとは異なり、集団での行動の中での困難や失敗、挫折などの経験を通して養われるものが多い。

エドテックジンより

 

 

認知能力:知能指数(IQ)>

知能指数(ちのうしすう、英: Intelligence Quotient, IQ)とは、数字であらわした知能検査の結果の表示方式のひとつである。知能が高いほど数字が大きく、知能が低いほど数字が小さくなる。

 

「同年齢集団内での位置」から算出される相対評価であるIQ算出方法では、入学試験合否予想システムに使われる偏差値と同じで平均値と標準偏差によって算出される。知能指数は標準得点で表され、平均値は100、標準偏差は15前後で定義されている。100に近いほど出現率が高く、100から上下に離れるに従って出現率が減っていく。

Wikipediaより抜粋

 

認知能力を「学力」とするならば
非認知能力は「人間力」といった表現になるでしょうか。
ソフトスキル」と呼ばれたりもしますね。
非認知能力が高いと世渡り上手になれそうですね!

数値化出来るか否か?
というのが大きな違いですね。
非認知能力は数値化できないので
少し抽象的なイメージが強いかもしれません。

非認知能力が注目される背景

 

冒頭に書いたように「AI(人工知能)に49%の仕事を奪われる」
と言った話題が世の中に発信されたとき
なくなる仕事・なくならない仕事
という視点で自分ごとに感じる人が増えたこと。

 

ここで、なくならない仕事については
非認知能力が活用されるような人間にしか出来ない仕事
ということで注目を集めたと考えられます。

 

そういった変化に対応して、
文部科学省が2015年に新学習指導要領を出したのも大きいですね。
「新しい学習指導要領等が目指す姿」文部科学省
人間としての在り方や、人間性について書かれています。

 

また、2017年3月の論文「非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての研究に関する報告書(国立教育政策研究所 総括客員研究員 研究代表者 遠藤 利彦)」で認知能力にも影響することがわかり、注目を集めたようです。

 

この論文には、非認知能力が年収に影響する可能性や
乳児期(0~2 歳)から幼児期、児童期、青年期における発達についても書かれているので
子育てに活かしたい方にはおススメです!
(ちょっと長いんですけどね…読んでおいて損はない!!)

非認知能力は以前より大事ではあったものの、
数値化出来ないということもあり
最近の研究から明らかになったことも多い
というところでしょうか。

 

時代の流れとともに社会で求められる能力にも変化があるのですね。

非認知能力の4分類13種類と具体例

 

分類 能力 概要(具体例)
①基本的な要素 アタッチメント(愛着) 人や動物が、特定の対象に対して形成する、特別な情緒的結びつき
②自分と向き合う力 自制心 自身の感情や行動をコントロールする力
ストレス管理能力 ストレスに対処し自分のストレス状態をコントロールするマネジメントスキル
レジリエンス(精神の回復力) 困難や脅威に直面している状況に対して適応し立ち直る力
メタ認知能力(メタ認知ストラテジー) 自分が認知していることを客観的に把握し、コントロールする
③自分を高める力 内発的動機づけ 内面に沸き起こった興味・関心や意欲に動機づけられている状態(外から与えられる外的報酬に基づかないものを指す)
自己肯定感 ありのままの自分の存在そのものを認める感覚のこと
自己効力感 自分がある状況において”必要な行動をうまく遂行できる”と自分の可能性を認知していること
GRIT(グリット) やりぬく力・粘り強さ・継続力※
意欲・向上心・好奇心 新しいことに挑み楽しめる気質
④他者とつながる力 共感性 エンパシー(empathy)、他者の考えにその通りだと感じたり感情に寄り添うことができる力
コミュニケーション力 言語・非言語含む他者と意思疎通を上手に図る能力
リーダーシップ 指導者としての能力・力量・統率力。自分を含む人をビジョンに向かって突き動かす力。

 

※GRIT(グリット)とは、以下4つの頭文字を取ったもの

  • Guts(度胸):困難なことに立ち向かう
  • Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける
  • Initiative(自発性):自分で目標を見据える
  • Tenacity(執念):最後までやり遂げる

 

このように、非認知能力とひとくちで言っても
様々な力にわけることが出来ます。

 

どれを取ってみても
社会でひとりの人間として生きていくうえで必要だな~
と思わされるものばかり…!

 

パーソナルコーチングをご提供している身としては、
「②自分と向き合う力」と「③自分を高める力」について
関わらせてもらっているのだなと再認識しています。

人によって強みが違うはず。
自分のより活かしたい特徴だったり
もう少し意識して補強したい性質など
自覚することで生きやすくなりそうですね!

自信がない人が「自信をつける方法」9選|自信がない人の原因・特徴と自信をつける具体的行動

非認知能力が高い人の特徴

 

 

  • 自尊心や自己肯定感が土台にあるので情緒が安定している
  • 自分の感情や思考・行動を客観的に捉えられるのでコントロールする力が高い
  • 自立心があり、分からないことは自分で調べようとする
  • 自信があり自分なりのペースで物事に取り組める
  • 協調性や思いやりがあり気配りも出来るので他者と適度な距離感を保てる
  • 自己主張ができて社交性も高く、周囲に働きかけながら自分も努力できる
  • 仕事やプライベートでつまずくことがあっても、素直に自分を見つめ立ち直れる

 

 

こちらは一例ですが、、
なんだか幸福感・充実感が高そうな人だな~
なんて想像出来ますね。

 

一緒にいたら、こっちまで幸せになれそう…!
そういう意味でも、
非認知能力が高い=恋愛力も高い人なのかもしれません。
自信があって男女問わずモテそう~

他者に振り回されるのではなく
自分自身の価値基準を持って生きていそうですよね。
素敵な在り方だな~!!

非認知能力の重要性3つ

ここまででも、
非認知能力って超大事じゃん…!
と感じている方は多いかと思います。
さらに具体的に見てみましょう~

学歴や年収に影響する

 

いくつかの研究では「非認知能力が高いと認知能力も高まる」ことがしめされており、
同様に「非認知能力が高いと賃金・昇進に良い影響がある」こともしめされています。
幼少期の家庭環境、非認知能力が学歴、雇用形態、賃金に与える影響:独立行政法人経済産業研究所

 

文部科学省の「平成25年度全国学力・学習調査 報告書 クロス集計」では以下のような報告がされています。

 

  • 学習意欲が高い
  • 自分の意見を発表するのが得意
  • 自分の発言に自信がある
  • 人の意見を最後まで聞く

という項目に当てはまる子どもの方が学力が高い(平均正答率が高い)傾向にあるとされています。

自発的な行動が出来ると吸収が早そうですよね!
非認知能力のなかでも特に
意欲や自信が大きく影響してくる領域かもしれません。
そして、これらの非認知能力って”在り方”そのものだとも思います。

 

社会人基礎力に影響する

 

 

社会人基礎力(しゃかいじんきそりょく)とは、職場や地域社会などで仕事をしていく上で重要となる基礎的な能力を指す。

 

2005年から2006年に経済産業省の経済産業政策局産業人材制作室が有識者を集めて開催した「社会人基礎力に関する研究会」(座長諏訪康雄)をもとに、読み書きを含む基礎学力と、職業知識や資格など専門知識に加えて、職場や地域社会で活躍をする上で必要になる第3の能力として社会人基礎力が定義された

Wikipediaより抜粋

 

社会人基礎力は以下の3つの能力、12の能力要素から構成されています。

 

前に踏み出す力 主体性
働きかけ力
実行力
考え抜く力 課題発見力
計画力
創造力
チームで働く力 発信力
傾聴力
柔軟性
情報把握力
規律性
ストレスコントロール力

 

あれ?なんか見た気がする…

 

と思いましたか?
そうなんですよ、非認知能力として挙げた4分類13種類とほとんど同じなので。

 

「人生100年時代」で社会人として能力を発揮していくにあたり、
これらの能力をバランスを図ることで自らのキャリアを切り開いていく必要があるんですね。

ひとりの人間として生きていくうえで
必要な能力が非認知能力と言えそうです!
逆にこれらの能力が低いと苦労する…とも言えますね。

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創造力・発想力に影響する

 

 

人の知能を,自身及び社会・文化の目標を達成すべく環境に適応し,時に環境を選択し構成する力であると定義づけた上で,知能が,分析的能力,創造的能力,実践的能力という3 種の相補的な能力からなり,その上で,この内の実践的能力が,おそらくは,多分に「非認知」的なものとして,特に,自他の社会的関係性の文脈において,そこでの適応に枢要な働きをなす可能性について言及している。

非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての研究に関する報告書(国立教育政策研究所 総括客員研究員 研究代表者 遠藤 利彦)より抜粋

 

小難しいのですが、、ザックリ言うと
非認知能力が創造的能力に影響しているということだと思います。

 

認知能力と非認知能力は相互に影響しあっており、
密接に関係しているという理解です。

 

創造力、つまりクリエィティブな活動(発想力も伴う)には
非認知能力が大事!なんですね。

 

創造力は、AI(人工知能)やロボットなどのIT技術が発展するこの時代に、
人間ならではの力が発揮できるビジネススキルとなります。
創造力・発想力があれば、新しい仕事を生み出せる可能性もありますね!

数字を並べてロジカルな考えだけでは
自由な発想でクリエイティブな活動が出来なさそうなのは
なんとなく想像つきますよね…!

非認知能力を高め伸ばす方法7選

非認知能力は主に幼児期(6歳くらい)までに育むのがいいとされていますが、
もう大人だし無理…と諦めないでください!
今からでも鍛えて伸ばすことは可能です。

幼児期の愛着形成

 

非認知能力を高めるために、
乳幼児期の愛着形成が重要だと様々な研究で示されています。

 

子どもの発達段階に応じた支援の必要性として
文部科学省のページにも書かれています

 

 

<乳幼児期における発達において重視すべき課題>

  • 愛着の形成
  • 人に対する基本的信頼感の獲得
  • 基本的な生活習慣の形成
  • 十分な自己の発揮と他者の受容による自己肯定感の獲得
  • 道徳性や社会性の芽生えとなる遊びなどを通じた子ども同士の体験活動の充実

 

 

愛着形成が育まれなかった場合、愛着障害と呼ばれます。

 

 

愛着障害(あいちゃくしょうがい)は、乳幼児期の虐待やネグレクトにより、保護者との安定した愛着が絶たれたことで引き起こされる障害をいう。「甘える」や「誰かを信頼する」などの経験値が極端に低いため、自分に向けられる愛情や好意に対しての応答が、怒りや無関心となってしまう状態。

 

生まれて2年目までに形成される通常の母子間の愛着形成;
通常の愛着が2-3年以内に形成されない場合には、愛着は遅れて形成される
とする愛着理論に基づいている心理学用語である。

Wikipediaより抜粋

 

 

小さいころの、スキンシップや
周りの人から愛されているという感覚、
話を聞いてもらう経験から
親子の信頼感を得ることができます。

 

それは他者との繋がりの基盤になっていくし、
自己肯定感・自尊心を高くすることにもなるんですね。

親子関係って本当に複雑で、、
様々な事情や環境があるとは思います。
あまり自分を責めないであげましょう

遊びを通して育む

 

この写真のように
大胆にアートが出来たら楽しいだろうな…!
なんて思いませんか?

 

親の立場からすると「片付けが大変」だし
汚れが落ちなかったら困る」んですけども、、

 

こういった遊びは非認知能力を育むうえでとても大事なんですね。

 

他にも

  • ごっこ遊び
  • 外遊び(水遊び)
  • 工作
  • 読み聞かせ
  • 歌・リトミック
  • お手伝い

など、様々な遊びの場面で育まれます。

 

日常的に家でやらせてあげるのは難しくとも、
意識的にそういう機会を作ったり
許可してあげられる日があったら良さそうですね。
(とは言え、簡単ではないと思いますが…!)

 

大人になってからだって、
いつもとは違う創作をしてみたり(アートでも、料理でも何でも!)
楽しみながら取り組んでみましょう♪

非生産的で、無駄だと言われるような活動に
とっても意味があるのだと思います。

 

だから、無駄なことなんて何もない!
とも言えそうですよね^^

好きなことを通して育む

 

好きなことは何ですか?
って聞かれて答えられないのは悲しい。

 

だから、子どものうちから好きなことに取り組むことを否定したくないと思っています。

 

それが勉強、いわゆる認知能力に直接繋がるものじゃなくても良い。
好きなことにじっくり取り組んで得た、
成功体験とか楽しい感覚とか継続することの意味を知れるとか
めちゃくちゃ大事だと思うんです。

 

うちの息子はマイクラ(マインクラフトというゲーム)が好きでよくやっていますが
やっているうちに上達しているのも分かるし
友達でもやっている子が結構いるのでコミュニケーションツールになったりして
図らずとも、とても良い経験になっていると感じています。

 

何より“本人がやりたくてやっている”という状態が良いなと。

 

親としては
応援したり、環境を整えてあげられたらなと思っています。
(ちゃんと宿題はやってもらいながら…!)

あとは、自分自身も楽しんでいる姿を見せたいですね!
人生って楽しいよ、とか
好きなことやって良いんだよって伝えられたら。

周囲との関わりのなかで育む

 

認知能力と大きく異なるのが「③他者と関わる力」です。

 

協調性、共感する力、思いやり・尊重する気持ち、社交性、道徳性など
色々とありますが、これらはひとりでは鍛えられません。

 

周囲との関わりを持つなかで育まれるもの。

 

例えば、保育園でお友達とブロック遊びをしているだけでも

  • ブロックのパーツを譲り合う
  • 一緒にひとつのものを作れる、協力する
  • お友達の作品を作るのを手伝える・自分も手伝ってもらえる
  • 作っていて失敗しても一緒に笑えたり、作り直せる
  • 自分の作った作品を見てもらえる(説明したら反応がもらえる)

などなど。

 

こういった関りは、社会に出たときにも役立つものですよね!
大人になっても同じような状況って結構あると思います。
事柄がブロックじゃないだけで。

 

様々なお友達や家族と関わることで、たくさんの体験や感情を味わえると良いですね。
他者と時間を共有することの楽しさが体感できそうです!

自立は依存先を増やすこと
なんて言葉があるように、人はひとりでは生きていけません。
他者と関わる力はとっても大事だと思うので
意識して鍛えていけたら良いですね~

安心できる場

 

人の成長において「コンフォートゾーン、ストレッチゾーン(ラーニングゾーン)、パニックゾーン」の3つの領域があるという概念があります。

 

コンフォートゾーン(英語:Comfort zone)とは、「快適な空間」を意味する語である。心理学などでは、ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指す。

Wikipediaより抜粋

 

 

何をするにも、まずは「安心の場」であるコンフォートゾーンを育み広げていく必要があります。

 

安心の場があるからこそ、
新しい挑戦ができたり、粘り強く目標に向かって取り組むことができるんですね。
(それがストレッチゾーン・ラーニングゾーンと言われる領域の状態)

 

安心できる場というのは、いつでも戻れる”基地”であり
傷ついたり辛くなったときに助けを求められる”避難所“の役割があります。

 

それが子どもにとっては、まずであり
次に幼稚園や保育園の先生だったりするわけですね。

この安心できる場は、徐々に広がっていきます。
子どものうちは基本的には親と一緒に行動しますが、
小学生、中学生、高校生…とひとりでどんどん世の中に出ていく

 

何かあっても、戻れる場所があるという安心感があるからこそ
行動範囲が広がり、積極的に自らの可能性を広げていけるんですね。

大人になってからも、安心できる場は必要です。
それがどんな場でどんな相手なのかは人それぞれ。

 

自分と向き合ったり、自分を高めるために
安心できる場は必須なのです。

自発的に動いて失敗しても否定されない環境に身を置く

 

子どもでも大人でも「自分で考えて動いてね(私に聞くなよ)」というメッセージを出しているにも関わらず、うまくいかなかったり意図しない動きをすると否定したり攻撃されることがあります。

 

こういうものは、ある種のダブルバインドだと思われます。

 

 

ダブルバインド(英: Double bind)とは、ある人が、メッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション状況におかれること。

 

  1. 2人以上の人間の間で
  2. 繰り返し経験され
  3. 最初に否定的な命令=メッセージが出され
  4. 次にそれとは矛盾する第二の否定的な命令=メタメッセージが、異なる水準で出される
  5. そして第三の命令はその矛盾する事態から逃げ出してはならないというものであり
  6. ついにこのような矛盾した形世界が成立しているとして全体をみるようになる

という状態をいう。

わかりやすく喩えると、親が子供に「おいで」と(言語的に)言っておきながら、いざ子供が近寄ってくると逆にどんと突き飛ばしてしまう(非言語的であり、最初の命令とは階層が異なるため、矛盾をそれと気がつきにくい)。呼ばれてそれを無視すると怒られ、近寄っていっても拒絶される。子は次第にその矛盾から逃げられなくなり疑心暗鬼となり、家庭外に出てもそのような世界であると認識し別の他人に対しても同じように接してしまうようになる。

Wikipediaより抜粋

 

 

精神的にも追い込まれやすくなりますし、
非認知能力を育み高めるには避けたいコミュニケーションです。

 

日常的にそういった状況に置かれてしまうようでしたら、
距離を置く、離れる選択も視野に入れたいです。

大人になってからであっても、
ダブルバインド的なコミュニケーションに晒されていたら
粘り強く頑張るのは難しいと思います…
自己肯定感も下がるでしょうし、、避けたいですね。

自分の心に正直に行動する

 

あなたは最近自分の心に正直な行動をしましたか?

 

即答でYES!の人も、
う~~~ん…!?とちょっと考えてしまった人もいるかもしれません。

 

比較的子どもの頃は「やりたい!」と思った瞬間に走り出しているような勢いがあっても、いつの間にか色々な人の目だったり制限がどんどん追加されて心のままに動くのが難しくなっていきますよね。

 

それ自体は仕方ないことだと思います。
でも、好奇心はいつでも大事にしたい。

 

自分の心にずっと蓋をし続けると、
いつの間にか自分を見失っていって
自分を高める力が下がってしまいます。

 

意図的に心に正直になっても大丈夫な環境をつくったり、
小さなことでも良いので行動に移してみるのがおススメです!

子どもの気持ちを大切にしたいとは思いつつ実際は簡単ではないことも2児の母としては身に染みて感じております…!

 

大人になってからも、様々な規約のなかで自分に正直でいるのはエネルギーが要りますよね。言われた通りにしていた方が楽なことも多々ありますから。
本当に非認知能力を伸ばしたいと思ったときには、ひと踏ん張り必要なのかなと感じています。

まとめ:非認知能力はいまの時代に益々必要なスキル

 

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます!
おさらいです。

 

<非認知能力4分類13種類>

分類 能力 概要(具体例)
①基本的な要素 アタッチメント(愛着) 人や動物が、特定の対象に対して形成する、特別な情緒的結びつき
②自分と向き合う力 自制心 自身の感情や行動をコントロールする力
ストレス管理能力 ストレスに対処し自分のストレス状態をコントロールするマネジメントスキル
レジリエンス(精神の回復力) 困難や脅威に直面している状況に対して適応し立ち直る力
メタ認知能力(メタ認知ストラテジー) 自分が認知していることを客観的に把握し、コントロールする
③自分を高める力 内発的動機づけ 内面に沸き起こった興味・関心や意欲に動機づけられている状態(外から与えられる外的報酬に基づかないものを指す)
自己肯定感 ありのままの自分の存在そのものを認める感覚のこと
自己効力感 自分がある状況において”必要な行動をうまく遂行できる”と自分の可能性を認知していること
GRIT(グリット) やりぬく力・粘り強さ・継続力※
意欲・向上心・好奇心 新しいことに挑み楽しめる気質
④他者とつながる力 共感性 エンパシー(empathy)、他者の考えにその通りだと感じたり感情に寄り添うことができる力
コミュニケーション力 言語・非言語含む他者と意思疎通を上手に図る能力
リーダーシップ 指導者としての能力・力量・統率力。自分を含む人をビジョンに向かって突き動かす力。

 

<非認知能力の重要性>

  • 学歴や年収に影響する
  • 社会人基礎力に影響する
  • 創造力・発想力に影響する

 

もっとAI(人工知能)が活用されていけば、
必然的に人間にしか出来ないことの価値が上がりますよね。
そんなとき、とても大事になってくる非認知能力。

 

経済的な豊かさはもちろん、
精神的な豊かさにも繋がっていく能力だと思います。
とても人間的で幸福感が上がるような。

 

子育て中の方はもちろん、
大人になってからも意識して伸ばしていきたいですよね!
また、どんな自分で在りたいのか?も同時に考えたいところです。

色々試したいことがあって、
どれからやったら良いのか分からない…
という方には自分と深く向き合えるコーチングはおススメです!

 

自分自身の非認知能力を鍛えるにも、
子育て中の方にも。
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この記事を書いた人

ながのさゆり

パーソナルコーチ・心メンテナンスの専門家。
つい何でも話してしまう安心感に定評がある。
20年以上に渡り、存在感・在り方について研究してきた。過去の自分と同じように苦しい気持ちを抱えている人に届けたいという想いで、ノウハウや日常に活かせる心理学を発信中。
RabbitSpace代表|米国CTI認定CPCC®

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